監督就任を諦めた三木谷社長
ボンジョールノ、諸君。
26日に行われたJ1第13節の湘南戦でリーグ戦の連敗を7で止めたヴィッセル神戸だが、まだその屋台骨は揺らいだままだ。
ここでいう屋台骨とは指揮官のことだが、私は以下のレポートで、
リージョ監督の解任は事実上の更迭 名将が捉えた三木谷社長の思惑
3Dを知らないエセ評論家たち ボンジョールノ、諸君。 プレーヤーとしてフッボル経験のないエセ評論家連中が、ピッチを俯瞰で眺めながら ...
友人である上級国民のミッキー(三木谷社長)がフッボルの監督体験アプリ『ウイクラ』で戦術の基礎を学び、彼がアプリ内で育てたチームが私のチームを凌駕した時点で吉田監督に代わって、自身がチームの指揮を執るつもりであると暴露したが、残念ながらガチャで大型補強を遂げた私のチームの牙城を彼のチームは崩すことができず、現在その目論見は頓挫している状況にある。
そこでミッキーは自身の監督就任計画を一旦破棄し、大物監督の招聘に舵を切ることになった。
ベンゲルの来日には肉体的負担が大きい
ヴィッセル神戸が名将ベンゲル氏に監督就任のオファーを出していると25日付英紙サン電子版など、複数の海外メディアが報じた。
今季途中から21年末までの2年半で、年俸400万ユーロ(約5億円)の巨額オファー。神戸-湘南戦を観戦した三木谷浩史会長(54)は、久々の勝利に笑顔で応じながら「具体的な動きはないです」と3度繰り返した。別のクラブ関係者は「知りません」と否定も肯定もしなかった。
(日刊スポーツ)
ベンゲルか。なるほど、彼は過去に名古屋グランパスエイトでも指揮を執っていたことがあり、日本のフッボル風土や選手らの気質も十分に理解しており、確かに悪くない人選だと言える。
しかし彼も今年で70だ。遠い極東の地で指揮を執るにはあまりに肉体的負担が大きく、体調面から途中で現場を離れることになれば、それこそ神戸の再建は難しくなる。
おそらく神戸が彼に期待していることはV.I.P(ビジャ、イニエスタ、ポドルスキ)すらも1つの駒として扱えるその威厳と求心力だろうが、その観点から言えば私にはベンゲルに代わる適格者の腹案がある。
それは元日本代表監督で、64歳という圧倒的な若さを持つフィリップ・トルシエだ。
フラットスリーでV.I.Pを抑え込め
トルシエもその経歴から日本フッボルについては十分すぎるほどの知見を持っており、何と言っても日本代表監督時代の1999年にはコパ・アメリカで惨敗を受けた腹いせか、突然日本サッカー協会に乗り込んで「協会幹部はいいよな。酒飲んでゴルフするだけで、代表の結果は関係ないもんな」とそこにいた面々を罵倒した男だ。
傍からすれば常軌を逸した行動にしか映らないが、それくらい尖った人格でなけれなワールド・オブ・クラスを手なずけることはできない。そして何よりも私がトルシエの神戸監督就任を強く推す理由が、彼の代名詞であるかのフラット・オブ・スリーだ。
このフラット・オブ・スリー。文字通りスリーをフラットにするという意味だが、これはまさしくV.I.Pの3人を他の選手らとフラット(同等)に扱うというトルシエの意思表示と見て取れるのではないだろうか? 平等な競争があってこそチームは成熟し、発展していく。
ミッキーよ、老いたベンゲルよりも若いトルシエこそが神戸の命運を預けるべき人物だと私は思うのだが、いかがだろうか?