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ラ・リーガ 名将のコラム

レアル久保建英よ、セルヒオ・ラモスに取り入り「白い巨人」の財前五郎を目指せ!

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nicolagiordano / Pixabay

メディアでは群を抜く東スポの着眼点

ボンジョールノ、諸君。

諸君らよ、近々空から槍が降ってくるかもしれないから注意してくれたまえ。と言うのも、日頃から世の中における諸悪の根源だと糾弾してきたメディアと私の意見とがまさかの一致を果たしたのだ。

超名門クラブの知られざる“洗礼”とは――。スペイン1部レアル・マドリードに新加入した日本代表MF久保建英(18)は8日、チームに初合流。主力メンバーとも顔合わせし、新たな舞台で第一歩を踏み出した。世界屈指の強豪では、これまでスター選手が真価を発揮できないまま退団するなど失敗したケースも数多い。いかにチームに溶け込めるかが重要になるが、そのカギとなるのは名物キャプテンとのサシ飯にあるという。

(東スポWeb)

低劣なメディアには珍しくフッボルの本質に強く迫る記事だと感心していたら、やはり東スポだったか。かねてから大手メディアの中ではその着眼点の鋭さに密かな評価を与えてきたが、これほどのマニア・オブ・ビュー値を持った記者が在籍していたとは正直言って驚きだ。

1978年版『白い巨塔』で政治力を磨け

フッボルクラブと言えどもそこは組織であり、人間関係の集積であることは言うまでもない。組織内では単純な職業能力だけで成功できる保証はなく、そこで狡猾に立ち回り、有力者から庇護と支援を受けるための政治的な才覚が必要となってくる。

しかし18歳を迎えたばかりのレアル久保にはおそらく腐り切った大人社会で遊泳していくにはまだ政治力が薄弱だろうから、それを養うためにも私は彼に日本の名作ドラマ、田宮二郎主演の1978年版『白い巨塔』の視聴を勧めたい。

レアル・マドリードの愛称「白い巨人」を思わせるそのタイトルは、大学病院に蠢く人々の愛憎や政治力学を原作小説以上の生々しさで描き出している。特にこのドラマは組織内で頭角を現していくには、その取り入る先の有力者の選択が重要だということを我々に教えてくれている。そこを見誤ってしまうとたちまち昇進の芽が絶たれてしまうからだ。

それを踏まえてレアル久保が見定めるべきは、白い巨塔で言うところの浪速大学医学部長、鵜飼雅一の存在がクラブ内では一体誰に当たるのかということだ。

人の心を劇的に揺さぶる“実弾”

そのような意味では上記の東スポの記事は秀逸で、明確にその答えを示してくれている。そう…「名物キャプテン」ことセルヒオ・ラモス、その人だ。間違ってもベイルとは視線を合わすことすらしてはならない。

東スポが進言するように「サシ飯」の場でそのラモスにおべっかを使うことも一つのアプローチとしては有効だが、やはり人間の心を即効かつ劇的に揺さぶるのには“実弾”(裏金)以上のものはないと私は考える。

レアル久保にはおそらく財前又一の役どころとなる日本企業のスポンサーが複数つくだろうから、タマ(金)の在庫は十分だろう。後はそれを使用するだけの勇気だ。アスリートとしての良心もあろうが、フッボラーとしての栄光を望むのであれば、決して実弾の発砲に躊躇を見せてはならない。里見脩二助教授のように本分のみに励む清廉さだけでは、悲しいかな組織の中では埋もれ消えて行くのみなのだ。

すなわち巨塔の頂きに上るためには、ドラマの主人公のように悪に染まることも厭わない強靭な野心を抱くことが必須となる。レアル久保よ、白い巨塔ならぬ、白い巨人の財前五郎を目指せ!

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