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代表戦 アジアカップ2019 名将のマッチレポート

【アジアカップ】謎を呼ぶ北朝鮮の醜態 名将が突くその大敗の元凶とは?

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SpaceX-Imagery / Pixabay

中東3チーム相手に14失点

ボンジョールノ、諸君。

「0―4」「0―6」「1―4」。以上は北朝鮮のグループステージでの成績だが、勘違いしてもらっては困るぞ。これは過去のワールドカップにおける彼らの成績ではない。今回のアジアカップで中東の3チームを相手にした彼らの足跡だ。アジアでは強豪の末席に位置していた北朝鮮がこのような醜態を見せたことには何か理由があるはずだが、ただ彼らの競技力をもってその原因とすることはいかにも素人じみた見解と言える。何度も言うが目先の木に囚われていてはフッボルの本質を捉えることはできない。森というピッチ外の現象を俯瞰してこそマニアな道が開かれるのだ。

マニア・オブ・ビューを実践している諸君らの中には現在の国際情勢をも広く俯瞰し、国連の安保理制裁によって北朝鮮国内のフッボルへの強化費が大きく削減されたからとの結論に至った者がいるかもしれない。確かにアプローチとしては間違ってはいない。幅広く水平に物事を見ることはとても重要な作業だ。しかし同時に時間軸という縦の教訓、つまり歴史を鑑みることもまた怠ってはいけないのだ。

南アフリカW杯で起きたある出来事

マニアな私はと言うと、北朝鮮惨敗の報に接して9年前に起きた以下の出来事が脳裏を掠めた。

サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、北朝鮮は初戦のブラジル戦で惜敗したものの、1−2と健闘を見せた。しかし、第2戦となったポルトガル戦では0−7の大敗を喫したことに対し、韓国紙「朝鮮日報」はこのほど、北朝鮮が大敗したのは「戦術に対する金正日総書記からの軽率な指示が原因だった」と報じた。

報道によれば、北朝鮮代表の金正勲(キム・ジョンフン)監督は、ブラジル戦を終えた直後、米スポーツ専門チャンネルESPNの取材を受け、「金正日将軍様から肉眼では見えないステルス携帯電話で戦術に関する指示を受けている」を語った。

(「サーチナ」より)

そう、北朝鮮がブラジルとの初戦で1―2と肉薄したことから将軍様が自身の神通力だと勘違いしてしまい、第2戦では監督の全権を奪って「ポルトガルにテポドンをぶちこむニダという放り込み戦術に転換したことから選手らに戸惑いが生まれ、ポルトガル戦では惨敗を喫してしまったという、あの喜劇だ。

ヒトラーと酷似する将軍様の振る舞い

この権力者による自己陶酔は第二次大戦におけるナチス・ドイツの姿と重なって見える。緒戦のいくつかにおいてド素人の勘が戦術上たまたま奏功したことで自分を軍略の天才だと思い込んだヒトラーが司令部に深く介入した結果、戦略上の統制が乱れてナチスの瓦解を早めることになった、あの国家規模のパワハラと酷似しているのだ。

この歴史から汲み取るべき教訓は、現場の専門家を差し置いて素人の上司があれこれ口を出すとロクなことがないという実にシンプルなものだが、日本にはやたらと歴史を直視せよと唾を飛ばす北朝鮮自身がその実、歴史を全く直視できていなかったわけだ。それが今回のアジアカップでも修正されず、将軍様の息子、金正恩が歴史を顧みようとせずパパの振る舞いだけを盲従したことで、アジアという世界レベルでもない場で壊滅的な惨状を晒してしまうことになった。これが私のマニア・オブ・ビューが下した結論となる。

しかし引用した記事の中で「見えないステルス携帯電話」とサラリと書いてあるのだが、これが事実なら核兵器以上の脅威がそこに孕んでいるのではと考えているのは私だけだろうか? 

サウジアラビア戦の展望

それはそうと今日はアジアカップの決勝トーナメント1回戦で日本がサウジアラビアと対戦する。日本はウズベキスタン戦のサブ組から主力組をスカッドに戻して試合に臨むことになるだろうが、サブ組にも塩谷をはじめ好調な選手らが散見されたので森保監督がそれらの具材をどう調理してくるのかが見物となる。大迫の回復具合も気になるところだが、ウズベク戦での武藤のパフォーマンスを考えればここは無理をする場面でもないように思う。

フッボルにおいて重要なのは誰を出すかではなく、誰を出さないかだ。好調な選手を見極めるより、いかに爆弾な選手を見つけ出し、それを宿舎に隔離するかということに尽きる。回りくどい言い方をしてしまったが、要はテポドン北川を如何に試合に関わらせないかがテーマとなってくる。ただ相手がサウジアラビアだけに中東の笛ブーストがかかることを思えば、オマーン戦のようにマモノ北川を先発させて中東の笛の効力を逆転させることも可能だが、いささかギャンブルに過ぎているので控えておいた方がいいだろう。

では最後にいつものように狙い目の発表をしておく。無論、日本の勝利を軸に「1―0」「2―0」「2―1」「3―1」「3—2」「延長勝ち」「PK勝ち」だが、北川がベンチにでもいる限り敗戦も含めあらゆる事態が想定されることを付言しておく。

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