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欧州リーグ 名将のコラム

名将が長谷部誠をバロンドールに推す深いイイ理由とは?

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ParentRap / Pixabay

ファン・ダイクとメッシの2択?

ボンジョールノ、諸君。

欧州のフッボルも各国リーグが全日程を終え、初夏にも拘わらずベース・オブ・リーグで言うところのストーブ・オブ・リーグに入った。

移籍の動向とともにこの季節にフッボル愛好家の口の端に上ってくるのが、バロン・オブ・ドールの行方だ。

今季はリヴァプールのチャンピオンズリーグ(CL)制覇に大きく貢献したファン・ダイクにDFとしてはファビオ・カンナバーロ以来14年ぶりのオブ・ドーラーの称号が期待されているが、当の本人はメッシこそがそれにふさわしいと謙虚に構えている。

巷間の予想ではほぼこの2人のどちらかで固まっているらしいが、オブ・ドールの投票権を持つ私はあえてフッボル界の「ねづっち」または「Qちゃん」こと長谷部誠を推したいと思う。

その理由はいたってシンプルだ。この腐り切ったフッボル界から人種差別を根絶するためだ。

アジア・アフリカ圏ではウェアただ一人

いかにFIFAやUEFAが口先だけで人種差別撲滅を声高に叫ぼうとも、実態としてそこに行動が伴っていなかったことに私は強い憤りを覚えている。いやむしろ、それを放置することで助長してきた側面があるのだ。

そのことは歴代のオブ・ドーラーを眺めれば一目瞭然だ。

2018年 ルカ・モドリッチ
2017年 クリスティアーノ・ロナウド
2016年 クリスティアーノ・ロナウド
2015年 リオネル・メッシ
2014年 クリスティアーノ・ロナウド
2013年 クリスティアーノ・ロナウド
2012年 リオネル・メッシ
2011年 リオネル・メッシ
2010年 リオネル・メッシ
2009年 リオネル・メッシ
2008年 クリスティアーノ・ロナウド
2007年 カカー
2006年 ファビオ・カンナヴァーロ
2005年 ロナウジーニョ
2004年 アンドリー・シェフチェンコ
2003年 パヴェル・ネドヴェド
2002年 ロナウド
2001年 マイケル・オーウェン

21世紀以降のオブ・ドーラーをここに列挙してみたが、人種の多様性や平等が強く叫ばれている現代にあってアジア人とアフリカ人が一人も見当たらないのは一体どういったことか。

20世紀以前に遡ってもアジア・アフリカ圏でのオブ・ドーラーは、1995年のジョージ・ウェア(リベリア)がその60年を超える長い歴史の中での唯一の例で、アジアとアフリカを合わせた人口が世界の約7割を占めることを考えれば、過去の選考結果に何か嫌悪すべき作為があったと勘ぐられても仕方あるまい。

ヘイト業界だと誹りを受けないために

よってフッボル界はその疑念を払拭し、人種差別に対して行動でもってノーを突きつけるためには、アジア人である長谷部にオブ・ドーラーの栄誉を与えるしか道はない。

無論そのような政治的な要請ばかりでなく、長谷部の今季のパフォーマンスは選手間投票によるブンデスリーガのベストイレブンにも選ばれたようにそれに耐え得るだけのものがあり、殊にニュータイプを思わせるその危機察知能力は他の追随を許さない。

仮に今年もオブ・ドーラ―がアジア・アフリカ圏外からの選出となれば、もはやフッボル界は世界中からヘイト業界との誹りを受け、その権威は地に落ちることだろう。

そのような事態を招かないためにも、オブ・ドールの投票権を持つ他の諸氏らには賢明な投票行動を求めたい。

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