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アジアカップ2019 名将のマッチレポート 代表戦

【アジアカップ】「ベトナム―日本」戦 名将のマッチレビューと個人採点

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Etereuti / Pixabay

均衡化していくアジアの勢力図

ボンジョールノ、諸君。

諸君らは私のレポートだけではなく、ツイッ・オブ・ターもチェックしているだろうね? 無論、オブ・ターも日本語発信なので編集者のA氏に管理は任せて私は関知していないのだが、私の手応えでは既にフォロワーも50万とフリーザ(戦闘力53万)の領域に迫っているのではないかと推計している(まだ3人です)。オブ・ターでも諸君らにとっては有益な情報や試合の直前には狙い目も発信している。例えば以下のようにだ。ではA氏よ、言うまでもなく昨日の私のスコア予想ツイートを埋め込んでくれたまえ。

諸君らも知っての通り昨日のアジアカップ準々決勝では日本が1―0でベトナムに辛勝したのだが、そのスコアと同じ値が私のツイートの初っ端に燦然と記されているのがお分かりだろう。疑いようのない正真正銘のプロファイリングビンゴだ。

Jリーグを目指すグエン・コン・フォンへの不条理

しかしこの一戦を見る限りでもアジアのレベルが底上げされているのがわかると同時にアジアのトップチームのレベルが頭打ちをきたしていることも見て取れる。つまりトップとボトムの差が圧縮し、極端なハーフコートゲームが少なくなった。以前であれば格下の国がカウンターに転じる際もゴールを脅かすことは試合に1、2度あるかないかといったくらいだったが、昨日のベトナムはグエン・コン・フォンが個の力だけで何度も日本の守備網を突破していた。

聞くところによればグエン・コン・フォンは水戸ホーリーホックに在籍していたことがありJリーグ復帰を目標としているそうだが、彼の目標としているそのJリーグの清水エスパルスには北川がいることを考えれば世の不条理を思わずにはいられない。ここで日本の諸君らにちょっくら聞きたいのだが、彼はクラブチームでも代表同様にCFを任されているのかい? そして国内に彼以上のクオリティーを持ったCFは他にいなかったのかい?

今回のアジアカップで私は初めて彼のプレーを目にしたのだが、これほどプレッシングに対して拙さを露呈してしまうのはもはやCFとしては落第と言っても過言ではない。森保ジャパンが取り組んできた攻撃の形はCFに当ててからの2列目の動き出しだろうが、その最初のステップでCFがロスト・オブ・マシーンと化してしまえば連携が立ち行かなくなることは自明の理だ。

2列目が北川の介護に回り攻撃活性化

しかし昨日の試合に限っては彼にばかり苦戦の責任を押し付けるのは酷かもしれない。何よりチーム全体としてのパス精度が悪過ぎた。特に前半、5バックを敷いてブロックで守る相手にパスが1m以上もズレてしまっては話にならない。トンデヒニイールナツノムーシ(飛んで火にいる夏の虫)状態で再三カットされ、特に自陣内で目の前の相手にボールを引っかけてしまう吉田のビルド・オブ・アップには目も当てられなかった。

ただ後半はパスの受け手が収めようとせずシンプルにはたくことで多少のズレを補い、また北川の介護で2列目の3人が彼のトラップやパスの乱れをフォローできる距離にポジションを取ったため攻撃を切らさず流動性を高めることができた。そうなるともうベトナムは対応仕切れず堂安に足をひっかけ、そのPKでの1点を何とか守り抜いた日本が準決勝に駒を進めることになった。

堂安がようやく剥けた?

では、個々の選手についてマニア・オブ・ビューを施していこう。

【個人採点】(10点満点)

<GK>

権田修一 5 前半38分にビッグセーブ。ただそれも吉田への驚愕のノールックパスで半分自分が招いたピンチ。試合の終盤では相手にピンポイントのフィードを送り、ピンチを招く。そのドMな喜劇性は本家サバンナ高橋を超えたか

<DF>

長友佑都 6.5 攻撃ではサイドをえぐるシーンも少なく関与が希薄だったが、守備は安定。後半には北川のロストからのロングボールのカウンターを見事クリア。北川の介護士はここにもいた

酒井宏樹 6 長友とは対照的に攻撃では目立つも、ドリブルやクロスが雑で効果が半減。そこでの精度が上がれば右サイドはもっと脅威になるのだが

吉田麻也 5.5 権田からのノールックの処理を誤り危うく戦犯に。ひどいビルドアップの後、CKからのゴールがVARで無効となるも騙していた味方をやたらと鼓舞。時折見せるシュートブロックはプレミアの貫禄を匂わせるも、試合終盤にマークを剥がされミドルを被弾。バラエティーに富んだ一日だった

冨安健洋   6.5  前半にグエン・コン・フオンに競り負け突破を許すも、それ以外では堅実に守った。柴崎からのクロスを強烈なヘッドで枠に飛ばすが相手GKが好セーブ。その毛量が威力を吸収してしまったか

<MF>

柴崎 岳 7 試合を重ねるごとに状態を上げている。攻撃のスイッチ役であり、縦横に効果的なパスを出し続けた。プレースキックも質が高く、ようやくガクガクさんからワクワクさんへと変貌。ゴロリも喜んでいる

原口元気 6.5 堂安が奪取したPKは彼からのもの。いくつかクロスを相手に引っかけるも、攻守ともに効いていた。ただ何度かあったゴールチャンスを決めていればもっと元気になっていたかもしれない

遠藤   航 7 もはや攻守を繋ぐチームの生命線。ボール奪取に丈け、奪った後もボールを保持できる。視野も広く、チャンスと見れば素早く前線にボールを供給。そのパスも良質で、後半に見せたボール奪取後のサイドから中央へのダイアゴナルなパスは一見の価値あり

堂安 律 7.5 PKを奪って自身で確実に決めた。若いながらもチームでは唯一ドリブルにリズムがあり、中へ切り込んでは右サイドにスペースを作り、攻撃に幅と深みをもたらした。パスを出す間も非常に良く、ようやく一皮剥けた様子。手術の仕上がりが良かったのだろう。マン・オブ・ザ・オブ・マッチ

<FW>

南野拓実 5 堂安から2度決定的なボールを受けるも得点できず。大会ではまだ得点がないためか、GKと1対1の場面でも素直に蹴り込むだけで駆け引きができていない。視野が狭くなっており、トップ下としてのプレーに幅が感じられない

北川航也 3.5 開始早々、短い距離での柴崎からの穏やかなパスを収められずカウンターの引き金に。それを皮切りにボールロストを繰り返し、後半に入ってからは原口からの絶妙なクロスをヘッドでふかして謎のサムズアップ。これほど不愉快なサムズアップを私は人生で見たことがない。マモノの本領を味わった

<交代>

大迫勇也 6 北川が目に焼き付いていただけにバロンドール級かと思うほどの錯覚を覚えた

乾 貴士 6 短い時間だったがボールによく触り、堂安に際どいラストパスを送る

塩谷 司 5 もはやお茶漬け的な存在。ゲームを締めた

<監督>

森保 一 6 0トップにしてでもマモノ北川はホテルに封印すべきだった。ただ試合内容で解任された監督がいないように、監督の評価基準はあくまでも結果。そういった意味では優に及第点は与えられる

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