9日に行われた東京五輪南米予選に当たるCONMEBOLプレオリンピック大会の決勝ラウンド第3節で、U-23ブラジル代表がU-23アルゼンチン代表を3―0で下し、東京五輪出場を滑り込みで決めた。
U-23アルゼンチン代表は第2節終了時点で既に2大会連続9回目の五輪出場を決めており、そのモチベーションに差があったのかも知れないが、宿敵ブラジルに完敗した直後にも拘らずこれだけはしゃげるとは、さすがは南米人のメンタルよ。
🇦🇷 @Argentina will compete at the Men's Olympic Football Tournament @Tokyo2020 as South American champions. ¡Muchas felicidades! 👏#RoadToTokyo | @Olympics pic.twitter.com/w4DqWaWcmo
— FIFA.com (@FIFAcom) February 10, 2020
日本人的気質が染みついた同国人の私には理解に苦しむところだが、しかしこの切り替えの速さこそが彼らの強みであろう。
日本人は決定機を1度でも外すとそれを引きずりシュートに対して臆病になってしまうが、南米の選手らは引きずることなく味方を押し退けてでもまたシュートを試みる。そのエゴ全開のあくなき貪欲さがゴールへと繋がっていくのだ。
「臆病なヤツは負けてしまうんだ」。これはブルガリア代表のレジェンド、ストイチコフの言葉だが、シンプルながら本質をよく突いている。