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フィテッセ電撃退団も称賛されるべき本田圭佑の“飛ばない”去り際

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エゴ全開の行為に批判が殺到

“令和のフーテンの寅”こと、本田圭佑の行動がまた物議を醸しているらしい。

オランダ1部フィテッセをわずか1か月半で電撃退団した元日本代表MF本田圭佑(33)の決断に批判的な意見が噴出している。
(略)
すでに本紙昨報のスペイン移籍が浮上する中、今回の決断にネット上では「契約してくれたクラブなのに自分勝手」「ファンに失礼だ」「OAのためにステップアップ。フィテッセではできないのか」などと、東京五輪を優先して苦境のチームを投げ出したことへの不満の声も上がった。

(東スポWeb)

なるほど、恩師のツルスキー監督を頼ってフィテッセに移籍したものの、その監督が解任されるや否や自分の居場所が確保できないからとチームを去ったことに、エゴ全開だとの批判が巻き起こっているとのことだ。

確かに東京五輪でのOA枠を目指す本田にとっては監督の優遇を受けられずベンチで燻ることは決して有益ではないが、裏を返せばそれはオランダの中堅クラブでさえ実力でスカッドを奪う自信がないことへの証左で、本田の心身の老いを感じさせる。

ただ私はこの本田のプロにあるまじきバイト感覚のような退団劇に対して批判ばかりを浴びせるのはフェアではないと思う。なぜなら、そのバイト感覚という所に現代の若者が見習うべき点があるからだ。

現代のバイト業界に一石を投じる

令和に生きる若者をバイトとして雇っても、何か気に入らないことがあると何の堪え性もなくすぐに辞めてしまう。もちろん、辞めるのは自由だが、辞めるのならばその旨をしっかりと店側に告げて辞めるべきだろう。“飛ぶ(ばっくれる)”というのは論外だ。

君たちが飛んだ後は店側だけではなく同僚のアルバイターにも迷惑を掛けることになり、その中でも一番の被害者がシフトを任されたバイト・オブ・リーダーだ。彼がその穴を埋めるべく他のアルバイターらに手当たり次第に連絡を取り、最悪の場合は苦慮してシフト組み直した挙句、その上で自身が緊急登板をしなければならない局面だってあるのだ。

そうしたバイト事情を鑑みるに、本田の行為を全て批判だけで塗り潰すことに私はとても賛同をする気にはなれない。すぐに職場に嫌気が差したとは言え、退団する前にその意思をしっかりとクラブ側に伝えたことでシフト担当の選手の負担を軽減させることに成功しているのだ。まさにフーテンの寅の名に恥じない、フリーターの鏡と言える去り際だろう。

いくら本田がフッボラーとして老いたとは言え、その人間性に我々はまだ見習うべき点が多くあるようだ。

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