プレミアリーグ 名将が語る

リヴァプール移籍の南野拓実の背番号「18」に隠された意味を読み解く

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森保の辛気臭いを顔を吹き飛ばす移籍合意

E-1サッカー選手権の惨状と森保監督の辛気臭い顔により日本フッボル界に漂っていた鬱屈な空気を吹き飛ばす、待ちに待ったビッグ・オブ・ディールの合意だ。

イングランド・プレミアリーグの強豪リバプールは19日、オーストリア1部リーグのザルツブルクから日本代表MF南野拓実(24)を獲得したと発表した。背番号はザルツブルク時代と同じ18で、今冬の移籍解禁となる来年1月1日に正式契約を結ぶ。地元メディアによると移籍金は725万ポンド(約10億4000万円)で、契約期間は24年6月までの4年半。新天地デビューは最短で、1月2日のプレミアリーグ第21節、ホームのシェフィールドU戦となる。

(スポニチアネックス)

ほんの数年前までは、欧州王者クラブに日本人が移籍を果たすなどとは誰も夢想だにしなかったはずだ。それが今、現実の事象として展開されていることに、諸君らのほとんどは自身の頬を強くつねっていることに違いない。

この日本フッボル界にとってはまさに夢のような移籍に、私も色々と言及したいことはあるのだが、何よりも真っ先に優先して取り上げなければならない事柄がある。それは南野がチョイスした背番号についてだ。

「18」という数字はザルツブルクでも背負っていた番号で、南野のただならぬ愛着をそこに感じないわけにはいかない。そこで私はマニア・オブ・ビューを作動させ、彼にとって「18」という数字が一体何を意味するのかと迫ってみたところ、驚きと感動の事実に突き当たることができたので、それを諸君らにも共有したいと思う。

“エースナンバー”への憧憬

諸君らも知る通り、欧州へと旅立つ前に南野が所属していた日本のクラブはセレッソ大阪だった。なぜC大阪だったのかと言えば、ごくシンプルに彼の地元が大阪の泉佐野市であったためだ。つまりその地域柄、南野は生粋の虎(阪神)ファンであることが容易に推察できる。

95年の生まれである南野の小学生時代、すなわち00年代前半はまさに阪神が85年以来の黄金期を迎えようとしていた頃で、彼もサン・オブ・テレビから流れてくる猛虎戦士たちの雄姿に憧れ、おそらくはベース・オブ・プレーヤーを目指していたことだろう。

しかし日本中のフィジカル・オブ・エリートらが取り組む現代スポーツの結晶たる野球の競争は激しく、南野はその巨大なピラミッドから弾かれ、唇を噛みしめながら下級で不完全なスポーツであるフッボルに身を転じざるを得なかった。

それでも彼の中では未だに猛虎戦士に対する憧憬は強く、プロのフッボラーとなっても野球界のエースナンバー「18」には格別な思いを持ち続けていたと思われる。

そしてその思いは世界一のクラブであるリヴァプールに移籍した今日にあっても決して変わることはなく、フッボル界で頂点を極めた後にはプロ野球のトライアウトに挑戦し、縦縞のユニフォームに袖を通そうという意志の表れと見ることができるのだ。

…と言う、私に限らず世の虎党であるならば落涙必死のエピソードがその「18」という背番号に隠されていたのだ。

なるほど、猛攻魂は競技の枠を越え、1人のアスリートをその業界の最高峰クラブへと押し上げたわけか。

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