Jリーグ 名将が語る

名将が語る山口蛍 神戸を蘇生の地とせよ!

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ボンジョージ・マッケンジー、諸君。

今回の冒頭の挨拶はベース・オブ・ボールの名捕手、城島健司に登場してもらった。彼が抜けて以降、阪神の捕手はろくに固定もできず、チームは低迷の一途を辿っている。捕手とはフッボルで言えばGK。GKと言えばIDフッボルの指揮者だ。フッボルにおいてもGKを粗末に扱うチームは決して大成し得ない。諸君らの中には南葛中の森崎君を思い浮かべる人間もいるだろうがあれはコミックだ(氏は日本の漫画カルチャーにも傾倒している)

神戸にとって理に適った補強だが……

それはそうと何やらヴィッセル神戸が着々と戦力を整えているようだ。ジュビロ磐田をJ1参入プレーオフに突き落としたビジャの加入に続き、セレッソ大阪から元日本代表の山口蛍の獲得が決定的となったらしい。神戸の現状は上半身だけが松本人志のようにやたらとマッチョで下半身は桐谷美玲のようにひ弱でか細い(氏は日本の芸能事情にも精通している)。山口の補強はそこに多少の肉付けを加える意味でも理に適ったものと言えよう。

しかし山口は今年のロシアワールドカップでえらく評判を落としてしまったようだ。彼の特長はトサカのような髪形を形成できる実に羨ましい限りの毛量と、その毛量に劣らぬ豊富なスタミナで相手からボールを奪うことだが、しばし彼は自分がいるべきポジションを放棄してまでボールを追いかけてしまう悪癖がある。例えるなら、ピッチャーが無難に処理できる打球なのに無暗に前進してきて一塁ベースを空にしてしまう無能なファーストのようで、Jリーグではその空けてしまったスペースを有効活用されるケースは少ないが、相手が世界レベルともなるとそれが致命的となる。

攻撃時におけるボランチとしての重大な欠陥

さらに彼は攻撃時にも自身の技術には釣り合わない妙な色気を出し、精度も質も高くない縦パスを無謀にも入れたがる。故にその縦パスが相手に直接わたったり、バウンドやスピードが雑な余り受け手のトラップミスを誘発してしまったりする。これはフッボルIQの低いピボーテ(ボランチ)が起こす典型的な症状だ。

今ピッチの中で何が起こっているのかが理解できないためにボールの出しどころがわからず、とりあえず縦にボールを入れときゃ何だか「できるピボーテ感」が出せるだろうと思慮の浅いプレーに出てしまう。「ボールを縦に入れるだけで、僕はできるピボーテになれると思っていたのかなぁ……」と、いつか彼も矢沢のように気づく日が来ることを切にわ願うが(スラムダンクのキャラと思われる。「アメリカの、その空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ…」が有名)、ボール奪取に特化する余り、奪取した後、つまり自分が攻撃側に回った後のビジョンが全く見えていないのだ。

負の集大成、W杯ポーランド戦

その負の集大成がグループリーグのポーランド戦だった。彼はポーランドがボールを保持している時よりも日本がボールを持っている時の方が落ち着きがなく不安そうに見えた。守備にある時には凡そまともな位置取りだったのだが、攻撃時には自分にパスが供給されないようあえて不自然なスペースに立ち、その動きはフッボルの常道からはみ出していた。そしてあの失点シーンだ。

見方からボールを預けられた時、彼はプレーへのビジョンがなく気後れしたように一瞬フリーズしてしまった。その間隙をポーランドに突かれボールを奪われると、今度はそのボールを奪い返そうと危険な位置で彼の十八番「無用なファウル」を炸裂してしまう。そこで得たFKからポーランドは決勝点を挙げ、その後のベルギー戦の最後のロングカウンターでの対応と相まって、まさにこのロシアという地が、

「蛍の墓」となった\(^o^)/オワタ

決して私は最後のオチが言いたいがために長々と山口のプレーを批判したわけではなく、その批判は彼の奮起を強く促すためのものだ。「節子、それ縦パスやない! 味方へのキラーパスや!」。サポーターにもうこんな言葉を吐かせることなく、神戸が彼にとって蘇生の地となることを願うばかりだ。

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