
【巨匠のレビュー】『アナと雪の女王2』/子供向けにしては物語がファジー過ぎるぜ
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女性専用車両に紛れ込む?
『シャイニング』の続編だという『ドクター・スリープ』をレイトショーで見ようと思ったら、連れのねーちゃんが終電に間に合わない可能性があるだなんて言い出すもんで、仕方なく別の映画に目を向けてみるとその遅い時間帯では他にこの『アナと雪の女王2』しか上映してないんだ。
さすがに老境のオイラにはキツイぜと引き返そうと思ったら、このねーちゃんが見たいと駄々をこねやがるんで渋々チケットを買って劇場に入ったら、まばらな客なんだけど危惧していた通りにオイラ以外に男はいなくて、女性専用車両に紛れ込んでしまったあの気まずさなんだよ。
上映開始前の暗転になってようやくコソコソと同志(男)がもう1人入ってきたから「お、心強い」なんて思ったら、ガラガラの場内なのにとんでもなく端っこの方に座りやがって、見晴らし抜群のど真ん中に堂々と席を取っていたオイラは余計に恥をかいちゃったじゃないの。どうしてくれるんだよ、本当に。
ディズニー・ジャパンのステマ謝罪に同情
それでもまだ映画の中身が良けりゃ幾分かは慰めにはなったんだろうけど、これがまたダメなんだ。ウォルト・ディズニー・ジャパンがステマを認めて謝罪をしてたけど、その気持ちもわからないではないよ。本社から送られてきたマスターを見た時に「これはひどい」と今作の不出来に絶句して、なりふり構わずそれを糊塗しようとした結果、悪事に手を染めてしまったんだろうね(笑)。
評価の高い「1」の方もオイラはテレビでやってたから見てたんだけど、あれも個人的には凡打だったから、このアナ雪シリーズは挿入歌で濁されているけど中身自体は過大評価だったんじゃないの。
米国のアニメは総じて高打率な印象があったし、昨年に見た『リメンバー・ミー』は近年でもかなりの良質映画だったから、外面的な恥ずかしさは置いといて鑑賞という行為自体に絞れば一定の満足度は得られるかなとは思ってたんだけど、実にがっかりしたね。
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ピクサーは理詰めの脚本で堅実な作品を作ってくる印象だけど、ディズニーのこのアナ雪2の脚本は散漫という他ない。ディズニーとピクサーは親会社と子会社の関係らしいけど、その両スタジオの質の違いなのか単純にアナ雪の企画だけがダメだったのか、人材のやり取りはありそうなものだけど、その辺の事情はよくわからない。
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前期高齢者が真面目に語る愚
……ただ、ここまで書いてきて何なんだけど、オイラはどうも自分の過ちに気付いてしまった。と言うのもだね、この映画のターゲット層がそもそもオイラのような前期高齢者なわけはなく、若者やキッズ、その中でもとりわけお嬢ちゃんたちだろう。
呼ばれてもいないオイラが勝手に乗り込んで行って散々文句を言ってもさ、向こうとしては「理屈臭いおじいちゃんに向けて作ってませんから。お家に帰りましょうね」と返したいだろうし、真面目に語ること自体が両方にとっては滑稽でしかない。
それもそうだよな。東映まんが祭りのドラゴンボールを見に行った小学生のガキが「ブロリーの設定には無理があるな」なんて気にしないし、ただ悟空やピッコロが敵とバチバチやり合っているのを見るだけで目をキラキラとさせるんだから、このアナ雪もストーリーに余り注力せず、お嬢ちゃんたちの内面レベルに沿うように製作の主眼を映像や視覚的な効果に重きを置いていたのかも知んないしね。
その証拠に連れのねーちゃんが鑑賞後に「2回くらい泣くところがあった」なんて感動してるんだから、お嬢ちゃんと言わなくとも精神年齢の低い人間たちをうまく転がすことには成功してるんだ。
だからターゲットを絞ったディズニーの商業上の戦略としては悪くなかったとは言えるんだろうけど、仮にそんな意識はなくてストーリーにも精を出していたとしたら、彼らの後学のためにだね、監督タキノが作劇上の難点を指摘してやろう。
アンタゴニストの不在という難点
まあ色々とあるんだけども紙数もないから一番の問題点だけを挙げれば、アンタゴニスト(敵役)の不在だよ。悪役は対立を生むと同時に物語や主人公の行動を明確化する作用があるんだけど、この映画にはこれといった悪役が存在しないんだ。
主人公アナとエルサの目的はおおまかには魔法の森を作った精霊の怒りを鎮めるためで、一見その対立者(悪役)は精霊ということになりそうだけど、この精霊たちが何だか全然怒っているようには見えなくて、むしろゆるキャラ的な扱いで各々にちょっとした役回りが与えられた協力者のような感じになっている。
その森に閉じ込められていたアレンデールの兵士たちとノースルドラの民衆も未だに争ってるんだけど、何だか戦争ごっこをしているような緩さだし、何してんだコイツらはと思ってたら、その両者の対立の原因、つまり一番の悪はノースルドラの長老を謀殺したアナとエルサの祖父だったとわかる。で、この祖父がアンタゴニストになるかと言えば、もう死んじゃっているからなりようがないの。
だから主人公たちの行動には敵がいないから、エルサが荒海に立ち向かったシーンに象徴されるように自ずと自己との戦いという抽象化されたものにならざるを得なくて、それはエルサが自身のルーツに迫るという主筋に符合するものなんだろうけど、映像の行間を読めないキッズ向けの作品としてはすごく観念的でファジーに過ぎるんだ。
実際にこの話を子供たちが理解できたとは思わないし、例えばアレンデール兵の中に祖父をそそのかしていた悪い一味を設定するとか、キッズ向けだからこそより物語がシンプルになるようにアンタゴニストは必要だったと思うし、大人からしてみても話が散漫に映った大きな原因だよ。
やっぱり大人げない
と、一応は映画評論の看板を立てている手前御託を並べてはみたものの、やっぱりこの映画に文句を言うことは子供が楽しく草野球をしているところに傍から変なオヤジが「今のはハーフスイングだ!」だなんて野次を飛ばすようなものだから、どうにも大人げない。想像力を働かせて楽しんでいる子供たちに、大人が「本来はこう楽しむもんだ!」と口を挟んで制限をかけることほど無益で恥ずかしいものはないからね。