アジアカップ2019 名将が語る 日本代表

【アジアカップ】名将が展望する決勝のカタール戦 中盤での攻防が鍵となる

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nextvoyage / Pixabay

名将がお気に入りのJ-POP歌手とは?

ボンジョールノ、諸君。

前々回のレポートで可愛いキッズだちからの手紙を紹介したら、それに便乗してかたくさんの子供たちがまた手紙を寄こしてくれた。

名匠、はじめまして。

ぼくは中学2年生のペンネームあつしと言います。ぼくは最近、米津玄師にハマっているのですが、名匠も日本のカルチャーには詳しいということなので、好きな日本の歌手はいたりしますか? 教えてください。

あつし、フッボルとは何の関連性もない質問をグラッチェだ。

一応の確認だが君はハーフじゃないよね? というのも君の使用しているペンネームがペンネームらしくない割とリアルな響きを持ったものだったので、親父さんが異国人で苗字がペンネームという可能性も考えられたからだ。それと君の後学のために、名匠ではなく名将ということも指摘しておこう。私は決して山奥の庵で日本刀などを作っている「匠」ではないぞ。私もまだ日本語は勉強中だが、自戒を込めて同音異義語には要注意だ。

前置きが長くなったが質問の回答に移ろうか。なになに、私のフェイバリットな日本の歌手を知りたいと? 確かに私は親日家である故、日本のカルチャーひいてはJ-POPシーンもつぶさにマニア・オブ・ビューを用いて観察している。その蓄積したデータの中から私が興味を引いたアーティストを単刀直入に申すのならば、フィールド・オブ・ビュー(FIELD OF VIEW)となる。

90年代に活躍したバンドなのであつしには馴染みがないかもしれないが、バンド名から見てもわかるように明らかに私のマニア・オブ・ビューにインスパイアされている。おそらくメンバーやプロデューサーの中に熱烈なフッボルファンがいるのだろう。彼らとの対談を『ザ・テレビジョン』などの媒体で受けて上げてもいいので、もし関係者がこれを読んでいればお問い合わせフォームから遠慮なく連絡をくれたまえ。

そう言えば彼らの『突然』という楽曲が使用されたポカリ・オブ・スエットのCMで、そこに出演していた中山エミリをあの頃は可愛かったとイジる様子がいつかのテレビで見られたが、あの頃も今も芸能人としては特段可愛くないと思うのは私だけだろうか?

……うむ、こうして見返してみると、私が歳を取ったせいか記憶していたものよりは可愛く見えるね。まあいい、次の手紙だ。

カタールの無失点記録は偶然の産物

めいしょう、ぼくはこわいです。ねむれません。なにがこわいかというとカタールがです。アジアカップのけっしょうのあいてがカタールになったので、ぼくがマニア・オブ・ビューをしたところすごく強そうだったのです。日本はカタールにかてますか?

わたる(小学1年生)

わたるよ、また君か。ところでこの前の文面と国名がイランからカタールに変わったのと、じゅんけっしょうの「じゅん」を削除しただけな気がするのだが、私の思い過ごしということでいいのかな?

確かにカタールは決勝までの6試合で16得点を挙げ失点がゼロ、おまけに準決勝では地元のUAEを相手に4―0と大勝し勢いに乗っている。こうして数字だけを眺めていれば圧倒されてしまいそうだが、私が本家マニビューを施したところ、16得点という数字にはある程度の根拠が伴ってはいたものの、失点ゼロというのは偶然の産物というプロファイリング結果が出てきた。

ユー・オブ・チューブのハイライトを見る限り攻撃は大会得点王のアルモエズ・アリを中心にスピードとバリエーションに富み、韓国を沈めたミドルシュートもあって質の高さを感じるが、一方守備に関しては中盤ではある程度組織化されているものの最終ラインはボールをガン見する傾向があり、選手がよく被っては無駄に危険なスペースを作っていた。よくこれで無失点を継続したものだと感心さえするが、アジアではフィジカル自慢の韓国がカタールに肉弾戦で圧倒されていたのを見ると、おそらく個の身体能力でそれを補ってきたのだろうね。

しかしその規律のない個が大迫の復帰で前線の流動性が増した日本を相手に通じるかは甚だ疑問だ。戦術の幅が少なかった他のアジア諸国でも安定したボールウォッチャーぶりを発揮していただけに、幅も深みもあるサムライ・オブ・ブルーの攻撃に90分間耐え凌ぐことができるとはおじさんは思わない。

ただ問題は日本がカタールの無失点記録を打ち破るとしてもそれがいつになるかだ。仮に日本がカタールよりも先にそれを遂行できた場合、彼らはアラブ人特有の豆腐メンタルでイランと同様に激しく動揺し、プレーの強度以上に粗さが増してくることだろう。何しろ今大会において彼らは追いかけた展開がなく、未だその状況でのメンタルが試されていないからだ。そうなれば日本が規律ある連携で彼らをいなすことが容易になってくる。逆に日本が先制を許す展開となれば事は一転厄介なる。

塩谷に求められる遠藤の役割

日本は後ろの枚数を減らしてでも攻撃に厚みを増していかねばならず、カウンター戦術のカタールにとっては垂涎の展開となるからだ。よって日本は先制点の献上だけはとにかく阻止しなければならず、そういった意味ではイラン戦で吉田、冨安が弾いたロングボールをしっかりと回収し、中盤を強固にしていた遠藤の不在がここにきて頭痛の種となっている。その役目を今度は誰かが担わなければならないのだが、おそらくその任務には塩谷が就くことになる。

カタールはイランとは違いロングボールを多用せず細かくサイドにも散らしてくるだけに一層中盤での攻防が重要となり、ピボーテとしてはよりハードワークをこなし、ルーズボールを収めビルド・オブ・アップを遮断しなければならない。ウズベキスタン戦では副職のボランチで輝きを見せた塩谷も、潰し屋としては遠藤に比べ見劣りしてしまうのが現状だ。それでも政治的な問題に加え、UAEがクラブの本拠地である塩谷には地元の人たちからも大きな声援が送られるはずだ。それを力に彼の中盤での奮起を期待したい。

ということで「日本が勝てるか?」という質問の答えとしては、あまりキッズには勝敗にこだわって欲しくないという思いも込めて、実況にピッチャー心理の解説を求められた際の元阪急、福本豊氏の名言を引用したいと思う。

「わからん」

アダルトな諸君らにはいつものように未だ負けなしの私の狙い目を発表しておこう。もちろん日本の優勝を前提として、日本の「1―0」「2―0」「3―0」「2―1」「3―1」「3―2」「延長(PK)勝ち」「準優勝」だ。ただどうしても私にはあの男の存在が気がかりで仕方がないのだ。ミスターキタガワ……。その名を聞くと妙な胸騒ぎを覚えてしまう。

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