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セリエA 名将のコラム

名将が憤るクリバリに対する人種差別 蔑称の均衡化で抑止力を作れ!

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ボンジョージ・ベスト、諸君。

諸君らが楽しみにしているであろう冒頭における私の渾身のギャグで久しぶりにまともなフッボルプレーヤーが思い浮かんだよ。ちと古過ぎたがね。それにしてもトイチの借金にあくせくしているうちに気づけばクリス・オブ・マスが過ぎてしまっていた。遅きに失したとはいえ、一応イエス様には敬意を払っておこう。メリー・オブ・クリス・オブ・マス

セリエAで頻発する人種差別

そのクリス・オブ・マスの熱狂も冷めやらぬ26日に、私の生活拠点でもあるイタリアでまたしてもフッボル界の悲しい事件が起きてしまった。セリエA第18節のインテル―ナポリ戦でナポリのセネガル人DFクリバリが試合中にインテルファンから執拗な人種差別チャントを受けたのだ。この事態を受けてセリエAを主催するレガ・セリエAはインテルに2試合の無観客試合を科したのだが、そのような対処療法的なやり方では人種差別が収束するはずもない

こういった社会問題に当たっては目先の現象だけを見るのではなく、それを醸成した環境や歴史を俯瞰できる視点が求められる。その視点とはすなわち私が長年フッボル界で提唱してきたマニア・オブ・ビューに他ならず、それはもはやリアルな現代社会を生きる上でも欠かせないスキルとなっている。そういった意味では私のレポートを日夜貪り読んでいる諸君らは少なくとも他の情弱よりはマニア・オブ・ビュー値が高いため、この時代の最先端を歩んでいることになる。そのことは多いに誇ってもらいたい。

この人種差別は殊にイタリアで根深いものがあるようだ。昨年にはペスカーラの元ガーナ代表のムンタリが差別的な野次を受けて試合途中に自らピッチを去り、ユベントスのモロッコ代表ベナティアはインタビュー中にイヤホンから「ク〇モロッコ人」という音声を耳にしてインタビューを打ち切るなど、近年でもこういった不快な事例は後を絶たない。実はそういう私もこの手の事件に巻き込まれた暗い経験がある。

名将もイタリアで当事者に?

いつか話したように私はミラノで太鼓バーを経営しているのだが、そのバーでは酒と肴だけではなく私が日本で惚れ込んだ串カツも提供している。もちろんタレの二度漬けは店内の張り紙などで固く禁じているのだが、一向にそれを守らないある常連客がいた。皮肉にもそれは二度漬け禁止ルールを深く熟知しているはずの日本人だった。日本人客の常連と言えばもうおわかりだろう。そう、あの長友だ。

スタッフによると長友は私の目を盗んでは頻りに食いさしをタレに漬けていたそうだ。その容疑について私が直接長友に質してみると彼はただしらばくれるだけで、確たる証拠がないだけに私もそれ以上強くは出れず、そんな犬も食わないような駆け引きが数年続いた後の2017年秋のことだった。彼は店にアモーレ(平愛梨)だという女性を連れてきた。聞けばそのアモーレと近々結婚する予定だということで、私からも細やかながらお祝いとして串盛りをサービスさせてもらった。するとしばらくして、そのアモーレの口からこんな言葉が聞こえてきた。「ちょっと、ジョカトーレ(長友をそう呼んでいる)二度漬けしちゃダメじゃない♡」。その時、私の中で積年の何かが爆発した。

「このサル野郎が!! やっぱり二度漬けしてやがったな!!!」

私は長友の容貌からついサルと口に出してしまったのだが、どうやらサルとは日本人一般に対する蔑称だったらしく、図らずも私自身が人種差別の加害者側に立ってしまっていた。それほど人種差別とは身近に潜んでいるのだ。

有色人種も核武装し戦力均衡を

この人種差別は主に有色人種に向けられることがほとんどで、その理由は白人に対する象徴的な蔑称が存在していないためだ。すなわち蔑称における人種間の均衡性がないのだ。それを国家間の関係に置き換えれば、白色人種が核保有国、有色人種が非保有国と言うことができる。核兵器の片務性や不均衡が戦争の引き金になるのであって、核保有国同士では未だかつて戦端が開かれた例がない。マニア・オブ・ビューラーとしてはこの知恵に学びたい。

つまり有色人種も白色人種に対する蔑称という核兵器を持つことで互いの戦力均衡を図り、差別という戦争を抑止力でもって未然に防ぐのだ。そうすれば地球上から人種差別という害悪が跡形もなく姿を消すことになるだろう。そこで私は白人に対する別称候補を一つ提案してみようと思う。

「このイッタンモメンヤロー!!」(『ゲゲゲ』の鬼太郎の一反木綿と思われる)

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