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名将が語る ラ・リーガ

バルサのグリーズマン獲得は失敗? シメオネの頭髪発言の真意を名将が読み解く

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katyandgeorge / Pixabay

デ・ヨングやヨビッチは「変数」

ボンジョールノ、諸君。

2年連続でチャンピオンズリーグを大逆転で敗退したことにより、バルセロナは来季の補強戦略を大胆に見直すようだ。

今夏にはコウチーニョやラキティッチ、ユムティティなど11人を放出してチームを大刷新するとのことだが、もちろん放出した選手らを上回る戦力を確保できなければ、改革とは名ばかりになることだろう。

故に加入が決まったフレンキー・デ・ヨングの他にベーちゃん(長谷部誠)の同僚であるヨビッチらの名前も取り沙汰されてはいるが、バルサが一番ご執心なのがアトレティコ・マドリードのアイドル、グリーズマンだ。

なぜなら、まだスペインの地を踏んでいないデ・ヨングやヨビッチはラ・リーガでは謂わば変数扱いだが、グリーズマンには世界最高のリーグで5年以上にわたってワールド・オブ・クラスのパフォーマンスを披露してきた実績という保証が付いている。

わかりやすくベース・オブ・ボールで説明すれば、韓国や台湾のリーグで大活躍した選手よりも、既に日本球界である程度のスパンで実績を残してきた他球団の主力選手を獲得する方がノー・オブ・リスク・オブ・ハイ・オブ・リターンだろう? つまりはそういうことだ。

対談での頭髪議論は演出?

しかし結論から先に言うと、このバルサのグリーズマン獲得計画は失敗に終わることになる。

なぜ私がそのようなことを断言するに至ったのかと言えば、アトレティコの監督であるシメオネの以下の発言をじっくりとマニア・オブ・ビューで精査させてもらったからだ。

『FOXスポーツ』の企画でシメオネ監督と談話を交えたルジェリ氏は、「しかし、そのすだれはどうなってる? 何をしているんだ? 今、私が質問してやろう。そのすだれはどうなっている?」と質問。自身の先輩にあたるルジェリ氏の問いかけに、シメオネ監督は笑顔を浮かべながら、次のように返答したのだった。

「子供の頃から、良いことも悪いこともあなたたちに教えられた。頭の前方はとても良いんだが、しかし後方があなたみたいになってしまった」 するとルジェリ氏は「でも試合を見ると、うまく覆っていると思うよ」とフォロー。

(GOAL)

しかしルジェリ氏の「すだれ」発言は実に秀逸なユーモアだ。諸君らもおそらくプヒヒヒヒと笑っていることだろうが、笑った勢いのままでそれに対するシメオネの返答を額面通りに受け流しているようでは、私が主催するこのガチンコ・フッボル塾においては落第生と言わざるを得ない。

「すだれ」は男性にとっては実にセンシティブな問題で公の場で口にすることは人権侵害にも繋がる恐れもあるが、それがなぜ世界中に配信されるとわかっているこの対談の俎上に載ったのか、我々はそこに注意を向ける必要がある。

つまりルジェリ氏が唐突にそのような頭髪の話題を持ち出してきたのであればBPO案件となるが、お互いが了承の上でのことであるならば、それは演出ということになる。

見習うべきデイリー記者のスキル

では、なぜそのような演出が仕組まれたのか? それはクラブの上層部だけに伏せられているグリーズマンの㊙残留情報を、シメオネは少しでも早くアトレティカー(アトレティコのサポーター。名将用語)に伝えたかったのではないかと考えられる。

諸事情により表立っては公表できない代わりに、彼は知恵を絞って以下に私が解読したようなステルス戦略に出て、アトレティカーたちを安心させたかったのだろう。

「頭の前方(前線はグリーズマンの残留が確定し、来季の見通し)はとても良いんだが、しかし後方(守備に関しては要であったゴディンの移籍)があなた(の頭髪)みたいに(危機を招くことに)なってしまった」

見ての通りマニア・オブ・ビューを実践するには、元阪神監督の岡田彰布氏の言葉足らずなコメントをカッコ書きで華麗に補いまくったデイリースポーツの記者のような、言葉の行間を読むスキルも欠かせないのだ。

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