ボンジョールノ、諸君。
ネットニュースは速報性を重視する余り紙媒体と比べて誤字や脱字が多いことはもはや周知の事実だが、以下の記事に至っては速報性を隠れ蓑にできないくらい大きくやらかしている……プププ。
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペが、チームミーティングへの遅刻のため、18万ユーロ(約2300万円)の罰金を科されることになった。
(GOAL)
プヒヒヒヒ! 腹が痛い。たかが遅刻に18万ユーロはないだろう。どんなブラック・オブ・企業なんだとツッコみたくもなるが、これではろくに睡眠も取れないじゃないか。寝起きに熱したおでんを顔に当ててくれるマシーンがなければ、破産しかねないぞ、フフフ。どうだい、このダチョウ倶楽部ジョークは?
記者が慌てて脱稿したのだろうが、これは校閲係が即座に朱を入れてやるべき事案だ。20歳というムバッペの若さから考えて、おそらく罰金は18ユーロ(2300円)程度だろうから、「万」という字が不要となる。
日本語を習得中である異国人の私でさえ瞬時に誤字が見抜けるというのに、日本人でかつそれを本業としている人間が気付けないとは、業界の縮小に伴い人材も枯渇しているということか。
まあそんな私も一時期、ピエール瀧(たき)のことをピエール龍(りゅう)だと勘違いしていたのはここだけの秘密だ。
<編集者より>別のニュース記事にも18万ユーロと表記されていましたので、レポートの中身は名将のいつもの思い過ごしによる暴走です。ご了承ください。