ボンジョールノ、諸君。
アトレティコ・マドリードの名サイド・オブ・バック、フアンフランが、今季の終了後にJリーグの鳥栖へ移籍する可能性をスペインのメディアが報じている。
ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタやFWダビド・ビジャ、サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレスなどスペイン代表経験者が数多くプレーするJリーグだが、今夏にもう1人参戦することになるかもしれないようだ。スペイン紙『GOL digital』が18日に報じている。
その候補となっているのはアトレティコ・マドリードのDFフアンフラン。同選手は今シーズン限りでクラブとの契約が満了するが、34歳と体力的に衰えが隠せなくなったこともあって契約延長の見通しは立っておらず、シーズン終了後にフリーで新天地を求める可能性が濃厚だという。
そしてその新天地として挙がっているのはサガン鳥栖。昨夏までともにアトレティコ・マドリードでプレーした盟友F・トーレスが在籍する鳥栖は、フアンフランに対して好待遇のオファーを検討しているようだ。
(サッカーキング)
フフフ……私からしてみれば何を今更といった感じだが、今の今までその可能性を見出せなかったメディアの取材力と言うか、そのマニア・オブ・ビュー値の低さにはホトホト呆れ返るばかりだ。スペインというフッボル超大国のメディアでもこのザマなのだから、日本メディアのマニビュー値は壊滅的だと言ってもいいだろう。
マニビューを駆使するためにはフッボルを嗜む上での基本的な態度がその前提となる。その備えておくべき態度の一つとして、選手の名前は登録名だけではなく、その本名にも精通しておくことが挙げられる。
その基本さえしっかりと押さえていれば、トーレスに続いてクエンカが鳥栖にやってきた時点で、それがフアンフラン獲得への大きな布石だったことは簡素なマニビューだけで気付けたはずだ。
クエンカ。そのフルネームは「フアン・イサーク・クエンカ・ロペス」と言い、頭のファンがトーレスと融合することでフアン・トーレスとなる。このフアン・トーレスがフアンフランのフルネーム……
フアン・フランシスコ・トーレス
を示唆していたのだ!
鳥栖はフアンフラン獲得へ向けて巧妙な伏線を張ったつもりだったろうが、マニビュー値が突出している私にはいささか安易過ぎる仕掛けだったようだ。
それにしても誰かもっと私のマニア・オブ・マインドを満たしてくれる、胸躍る極上のフッボルミステリーを提供してくれないものか。