まだコロナの狂想曲が終わらないようだ。日本では先日、安倍首相が緊急事態宣言の延長を発表したらしいが、フッボル人たるものそれに気を取られ過ぎて、昨年から今年初めに起きていた日本フッボル界の緊急事態を忘れてはならない。
そう、代表監督の森保とJFAを牛耳る田嶋会長とのただならぬ関係のことだ。
思い出して欲しい、森保が兼任していたA代表とU-23五輪代表の惨憺たるチーム状態を。どちらも泥舟のような有様で、JFAこそが日本政府よりも早くに緊急事態宣言を出すべきであったはずが、田嶋会長が著名人のコロナ感染者第1号という失態を犯し、JFAは完全に機能不全へと陥ってしまった。いや、厳密には元から機能不全であった。
平時において機能不全であった組織が危急の時に上手く対処ができるはずもなく、ましてや幼少の頃から勉学もせずにフッボルばかりしてきた協会の脳筋連中だ。危機管理能力は皆無と見て間違いない。つまり組織としては既にロック・オブ・ダウンしてしまっているのだ。
そうなればやはり外部から危機管理の専門家を招聘し、トップを入れ替えて組織に新しい血を注入する他あるまい。
そんな折に私は、昨今のコロナ禍によって急激にその危機管理能力の高さを示し、JFAが三顧の礼で迎え入れるべき最適で最高の人材を見つけることができた。それは言うまでもなく、吉村洋文大阪府知事だ。
吉村知事にフッボル経験があるかどうかはわからないが、仮になくとも所詮ボールを枠に入れるだけの単純なスポーツだ。わすが23歳で司法試験に合格したその知能をもってすれば、何万人のフッボル脳筋が何十年と積み重ねてきたフッボル理論などは1週間もあればすぐに追い抜いてしまう。
もちろんその間に吉村知事は独自の斬新なフッボル戦術を編み出しているかも知れず、気が熟せば自らも現場に降り、森保のクビを切って「大阪府知事及びJFA会長並びにフル代表兼任U-23五輪監督」という寝る間もない肩書への就任も考えられる。そうなれば来年に延期された東京五輪での金メダルも現実味が増し、日本代表の愛称も「サムライブルー」から「維新ブルー」へと変化し始めている可能性さえもある。
いや代表チームの愛称だけではない。吉村知事はJFAについても組織改革を断行し、そこに蔓延る無能な老害どもを駆逐してくれるはずだ。その時にはJFAも名称を「JFA維新の会」に一新し、ファンに寄り添う健全な組織へと生まれ変わっていることだろう。