ボンジョールノ、諸君。
昨日のフレンドリー・オブ・マッチの日本―キルギス戦は「YouTube」で実に興味深く拝見させてもらったよ。そして、どうやら私のプロファイリングが見事に的中したようだね。
勝負の7点買いで見事プロファイリング成功
では、その試合前に私がプロファイリングにより示した勝敗予想とそのスコアをまたここに引用しよう。
結果だけを述べるとすれば手堅く日本が勝利を収めるだろう。ここでスコアも予想しておこう。日本の「2-0」「3-0」「4-0」「5-0」もしくは「3-1」「4-1」「5-1」となる可能性が非常に高いと踏んでいる
赤文字を見てもらいたい。まさにプロファリングの成功だ。これで私を知らない読者にも私がナガシマ(長嶋茂雄)タイプというよりはノムラ(野村克也)タイプであるということをご理解頂けたかと思う(先述したように氏は日本プロ野球に強いリスペクトがある)。
では、ここで私がどのようにプロファイリングを行ったのか、その一端をご披露しよう。
まずはFIFAランキングだ。これはFIFAが公式に発表しているもので、「価格.com」とは違い実に信用のおける序列だ(氏は日本滞在中、「価格.com」のカスタマーレヴューの良いパソコンを買って失敗した過去があるという)。そのランクでは日本が50位に位置され、キルギスが90位だ。私の秘匿性の高いデータをここで特別に日本の諸君らに開示すれば、FIFAランクで35ポイント以上順位に差がある場合には上位の国が2点差をつけて勝つ確率が非常に高くなるというテクニカル分析がある。まずはと言いながら、フレンドリー・オブ・マッチでは、これでほぼプロファイリングは完成したと言える。
つまり、日本の勝利を軸にして2点差以上のスコアを流し買いすればまず間違いないという確証を得たことで私が弾き出した予想スコアが上記の7点であり、その中の「4-0」でしっかりと私は元を取ることができた。中には1点買いの大穴狙いや、もはや勝負師とは言えぬ12点買いなどをする不埒な輩もいるが、プロファイリングさえお怠らなければ、そのような暴挙に出ることはないだろう。
以上が私のプロファイリングにおける作業の一部だが、それがより威力を発揮するのが、日本が来年に控えるエイジア・カップ(アジアカップ UAE 2019)やその翌年のトキオ・オリムピック(東京五輪)など公式戦であるということは言を俟たず、その時になってはじめて諸君らにプロファイリングの本領を味わって頂くことになると思う。
名将が見た新BIG3
おっと、試合の中身についてのテクニカル・オブ・レポートがまだだったね。ゲームを語るにはまずはスカッドだ。それから見ていこう。
<日本>
GK ゴンダ(権田修一)
DF マキノ(槙野智章)ムロイヤ(室屋成)ミューラ(三浦弦太)ヤマナカ(山中亮輔)
MF イトゥ(伊東純也) ミサオ(三竿健斗)ハラグチ(原口元気)タモリ(守田英正)
FW キタガワ(北川航也)スギモトゥ(杉本健勇)
<キルギス>
GK 1番
DF 17番 5番 3番 2番
MF 9番 15番 18番 21番 20番
FW 19番
試合は開始早々の2分にヤマナカがグランデな弾道のゴラッソを決めたが、報道によればこれがデビューからの日本代表史上最速のゴールだったらしいね。実にコングラッツェだ。さらに19分にはハラグチが放ったFKをキルギスのGK1番が正面にもかかわらずハンブルを犯して2点目。なるほど、日本のメンバーの中にあのロシアン・ワールドカップで世界に衝撃を与えたカワシマ(川島永嗣)の姿がないと思っていたら、キルギスにGKが足りていなかったため貸し出していたんだね、フフフ。それからゲームは膠着状態となり、またそれが動き出すのは後半のオッサコ(大迫勇也)ドゥーアン(堂安律)の登場を待たねばならなかった。そのオッサコがクールなフィニッシュを見せて3点目を奪うと、ナカジマ(中島翔哉)ナンノ(南野拓実。氏は80年代の日本のアイドルにも詳しく、特に南野陽子にはかなり入れ込んでいるとの噂もあり、その愛称「なんの」に影響を受けたか)が投入され、4点目を奪って試合を締めくくった。以上、「YouTube」でのハイライトの文字起こしだ。
日本のメディアなどでは後半途中に出てきた、ドゥーアン、ナカジマ、ナンノの3人を「新BIG3」と呼んでいるそうだが、昨日の試合で私がそのプレーを見させてもらった限り、確かに年も若いし相当なポテンシャルを感じるが、まだ「旧BIG3」のビート(たけし)、タモリ、サンマ(明石家さんま)と比肩し得るレベルには達していないように思う(氏は日本のお笑い界にも一家言持っており、それを語り出すとつい熱くなり、反射的にBIG3と聞いてサッカーと混同してしまった模様)。周囲がもう少し長い目でその成長を見届ける必要があるだろう。