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「IDフッボル」理論 プレミアリーグ 名将のコラム

名将が語るマンチェスター・ユナイテッド浮上の劇薬

更新日:

Free-Photos / Pixabay

ボンジョルカエフ、諸君。

UEFAチャンピンオンズリーグのグループ・オブ・リーグも終盤を迎え、27日に行われたE~H組の第5節の結果で7チームがノックアウト・オブ・ステージへの進出を決めたようだね。その顔ぶれを見てみれば、バイエルン、アヤックス、マンチェスター・シティ、レアル・マドリード、ローマ、ユベントス、マンチェスター・ユナイテッドとなっている。私のIDフッボル理論通り、ほとんどのチームでインテリゲンチャな容貌をした選手がゴールマウスを守っている。私が昨日苦言を呈したクルトワだが今節のローマ戦ではよくやっていた。ただ、前半34分のシーンでは「8番、ミドルシュート!」ではなく、「8番、9番に横パス!」もしくは8番がスキルとして無回転シュートを保持していたのなら「8番、無回転!」が正解だった。

名将の教え子だったモウリーニョ

それにしても私が気がかりだったのがヤングボーイズと対戦したジョゼ・モウリーニョ率いるマンウーだ。ホームでありながら、アシュリー・ヤングの子供らを相手に老練であるはずのマンウーが後半のアディショナル・オブ・タイムまでスコアレスとは、今回ばかりは脱アフロのフ〇ライニ(名将のかえって行き過ぎた自主規制。フェライニ)に助けられたようだが、このような個人のフィジカル頼みのパワー・オブ・プレーだけではビッグ・オブ・イヤーへの道は茨となるだろう。

しかし断っておくが私はスペシャルワンであるジョゼを高く評価しているのだ。コアなフッボルファンである諸君らには彼が現役時代に一流とは言えないがGKとして活躍していたことは周知であると思う。私は80年代にその彼が当時在籍していたポルトガル2部のあるチームに特別コーチとして招かれ、数週間にわたってIDフッボルの指導を行ったことがある。体が小柄で、当初はGKとしてとても成功しそうには見えなかったジョゼだが、誰よりも熱心に私のIDフッボル理論を傾聴し、そして誰よりもそれを深く理解していった。

それまでのジョゼはチーム内では第3GKだったが、私の理論を忠実に実践し的確にフィールド・オブ・プレーヤーを運用したことで信頼を勝ち取り、正GKの座を射止めてしまった。中位だったチームも彼が主戦として定着したことで快進撃を始めたが、私の理論を私以上に理解していたジョゼは、またその理論についての傷も鋭く見抜いていた。それは、相手陣内の深くにボールがある時、または観客数が多い時などはGKがかなり声を張り合げないとその指示が聞こえないということだ。またGK自身にとっても90分間にわたり叫び続けるのに負担が大き過ぎることを、彼は実践の中で学んでいた。

パーク・ザ・バスの理論的源流

そこでジョゼは考え、一つの答えを導き出した。指示が聞こえないのであれば、味方のフィールド・オブ・プレーヤーをなるべく自陣内に配置し、カウンター戦術を取ればいいのではないかと。そうすれば「11番、走ってシュート!」と指示もシンプルになる。先制点を奪ってしまえばそこでさらにフィールド・オブ・プレーヤーをペナルティエリアに近づけ、意思疎通を密にしながらブロックを強固にすることもできる。これなら叫ぶ必要もなく、まさにイッセキニチョウ(一石二鳥。氏が最近覚えた日本語)となる。すなわちこれが彼の戦術であるパーク・ザ・バスの理論的源流であり、私のIDフッボル理論の息子といえるものなのだ。

しかしジョゼは私の理論に心酔し過ぎてしまったあまり、その選手生命を縮めることになってしまった。カウンター戦術による負担軽減策も一定の効果はあったが、チームが1部昇格を果たしたその試合で彼の喉はとうとう限界をきたしてしまった。彼にとって選手として生きる道は声(頭脳)のみであったため、残念ながら1部という晴れ舞台を目前にして、若くしながら「T-BOLAN」(ボーカルが喉を痛め解散した。その後、再結成。氏はJ-POPにも詳しい)のように選手生活の幕を閉じてしまったのだ。指導者となったジョゼのグランデな実績は既に世の知るところだが、ただここ数年の彼はいささか精彩を欠いているように見える。

私のプロファイリングによれば、やはりマンウーはGKに問題を抱えている。というか、チームの良し悪しは全てGKの質にかかっていると言っても過言ではない。考えてみてくれ、どんなに素晴らしい10人のフィールド・オブ・プレーヤーがいたとしても、GKがモリサキクン(『キャプテン翼』の森崎と思われる)では話にならんだろ、フフフ。

あの素晴らしいIDをもう一度

確かにデ・ヘアはGKとしての物理的能力には優れているのかもしれないが、GKとして最優先されるべきはその頭脳、フッボルIQだ。デ・ヘアはアルパカに似ており、クルトワよりも幾分マシだとは言えるがとても知的だとは言い難い。そこで師匠としての提案だが、ジョゼよ、もう喉は回復していることだろう。それに現代では加湿機などでそのケアは実に容易になっている。だからもう一度現役にカムバックして自分でゴールマウスを守るんだ! 私のIDフッボルを忠実に体現できるのはジョゼ、君一人なんだ! アノ~スバ~ラシイ~ID~モ~オ~イ~チ~ド♪(氏は日本のフォークソングにも通じている)

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