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「IDフッボル」理論 プレミアリーグ 名将のコラム

グアルディオラの戦術理論の探求に名将が物足りなさを覚えるワケ

更新日:

Topi_Pigula / Pixabay

アンチェロッティに共感

ボンジョールノ、諸君。

ナポリのアンチェロッティ監督がローマで行われたスポーツ賞の授賞式に出席した際、メディアから自身が指導した選手の中での最強選手を問われ、以下のように答えたという。

「私が指導した最強選手? まずはGKだけで考えてみよう。私の下にいたのは、(アンジェロ)ペルッツィ、(エトヴィン)ファン・デル・サール、(ジャンルイジ)ブッフォン、ジーダ、(クリスティアン)アッビアーティ、(ペトル)チェフ、(サルヴァトーレ)シリグ、(イケル)カシージャス、ディエゴ・ロペス…」

「信じて欲しい。たった1人を選ぶなんて不可能だ。(クリスティアーノ)ロナウドと言えば、ブラジル人のロナウドや(ディディエ)ドログバ、私の下で300ゴールを挙げた(フィリッポ)インザーギや、(アンドリー)シェフチェンコを忘れたことになってしまう」

(GOAL)

アンちゃんよ(アンチェロッティに親しみを込めてか。ビートたけしのモノマネの可能性も)、気持ちはわかるぞ。親が自分の子供らに優劣をつけることができないのと同様に、我々指導者がその教え子たちに順位をつけることなどできるはずもない。出来の悪い選手でさえ、オンリー・オブ・ワンなのだ。

澤穂希も名将の教え子?

編集者のA氏からいつかの酒の席で「ところで名将は一体、誰を指導したことがあるんすかw」という馬鹿げた質問を受けたが、私は1983年からグーグルカーの如く世界の隅々を渡り歩き、ストリートフッボルを含めると4千以上のチームで指揮を執り、数億ともいえる子供たちを指導してきたのだ。

故に70年代以降に生まれた世界中のフッボルプレーヤーは全て私の薫陶を受けている可能性があり、メッシやC・ロナウド、ネイマールらでさえもその可能性を排除できないことから、私の教え子といってもそう差し支えあるまい。

実際に日本ではサワ(澤穂希だと思われる)という小柄な元選手から挨拶を受け、「幼い頃に名将の指導を受けたおかげでワールドカップで優勝することができた」とジャパニーズジョークを添えて感謝されることもあった。「日本はまだベスト16止まりヤーロ!」というソリッドなツッコミを入れようかとも思ったが、日本ではエセ関西弁が特に嫌悪感を抱かれるらしく控えることにした(名将は澤を男性と勘違いしていた様子)

昆虫界に展開された新たな戦術

それと私の教え子は何も人間だけではないぞ。世界中の動物や昆虫など、ありとあらゆる生物にも私はボールを与え、戦術を施し、フッボルを伝導してきた。

特に私が興味を引かれたのはアフリカのフンコロガシだ。彼らは昆虫界でも特に球体の扱いに長けており、私は22匹を採取して糞をボール代わりに灼熱の地でゲームを行わせてみた。

そこで展開された無秩序で斬新なフッボルは、私の戦術理論に多大な影響を及ぼすことになった。しかし彼らはなかなかハンドというルールが理解できず、私は炎天下の中で数日に渡り口酸っぱく指導をしたものだ。彼らは元気にしているだろうか…。

森羅万象に宿るサッカー

グアルディオラは自身の戦術理論を高めるために他競技であるハンドボールやチェスなども参考にしていたと言うが、昆虫にまで目を向けた私と比較すれば、その探求心はまだまだ浅いと言わざるを得ない。フッボルは決して人間の専売特許ではないのだ。

その証拠に、公園で暇を持て余している蟻たちに丸いキャンディーをボール代わりに与えてみるがいい。彼らは独自の戦術を駆使してそれを巣穴というゴールに突き刺すだろう。このようにフッボルとは森羅万象のあらゆる次元に宿っているものなのだ。

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