大仏の顔が飛んでくる?
ボンジョールノ、諸君。
日本の至宝が栄光への扉と引き換えに、とうとう禁断の果実に手を出してしまったらしい。
サッカーの日本代表MF久保建英(18)がJ1のFC東京を退団し、世界一の名門クラブ、レアル・マドリード(スペイン)に移籍することが14日、関係者の話で分かった。5年契約、年俸2億円超とみられる条件面で既に合意しており、近日中に発表される見通し。
(共同通信)
確かに私は以下のレポートで、
久保建英の強奪を図るレアル 第二のフィーゴとならないためには?
名将の予期した現実 ボンジョールノ、諸君。 やはりそうか。私が以下のレポートで、 久保建英について「バルサがすぐに囲い込みを図った ...
久保建英に対して変革期にあって若返りを図るレアル・マドリードへの移籍を進言したが、それは一旦バルセロナに戻ってからのレンタル移籍という形であって、両チームのサポーターを懐柔するコウモリ作戦を前提とした上でのことだった。
バルサ帰還というクッションを挟まずにレアルへの完全移籍となれば、もはやこれはカタルーニャ地方に暴動が起きるレベルの非常事態とも言え、前例のフィーゴは試合中に豚の顔を客席から放り込まれたが、久保は東洋人であることから大仏の顔をピッチ上に投げ込まれる危険性さえある。な~む~。チーン。
おそらく久保も大仏が降ってくることは覚悟の上での決断であろうから、私からギャラクシー軍団の中で生き残る術を授けようと思っていたのだが、そんな彼のレアル移籍のビッグ・オブ・ニュースがどうでもよくなるほどのアルティメット・オブ・ニュースが自由の国から飛び込んで来た。
MLBでの日本人初のサイクル安打
エンゼルス大谷翔平投手が3番DHで出場し、1回に本塁打、3回に二塁打、5回に三塁打、7回に中前打を放ち、メジャーで日本選手初のサイクル安打を達成した。メジャーでは今季2度目。チームでは13年にトラウトが達成して以来8度目。
(日刊スポーツ)
キング・オブ・スポーツであるベース・オブ・ボールの最高峰リーグであるMLBで、リヴァプール入りも噂される大谷翔平が過不足なく4打席で日本人初のサイクル・オブ・ヒットを達成した。まさに脱帽と言う他ない。
サイクル・オブ・ヒットとは1人の選手が1試合で単打、二塁打、三塁打、本塁打の全ての安打形式を1本以上打った場合に成立する記録だが、これがどれほどの偉業かを理解できないフッボル脳筋の諸君らに教えてやると、日本人選手がラ・リーガやプレミアリーグで、1試合の中で、流れからの足、頭、CK、FK、PKと、全てのシチュエーションで5ゴールを決めるに等しい快挙なのだ。
私の想像を上回るスピードで急成長を遂げる大谷。久保にはそんな遥か先を走るビッグフライ・オータニさんに少しでも追いつけるように、熱狂渦巻くサンティアゴ・オブ・ベルナベウの舞台でサイクル・オブ・ゴールを成し遂げて欲しいものだ。