ザルツブルクに所属するドミニク・ショボスライの代理人は、同選手のステップアップが近づいていることを認めた。
2018年のザルツブルク加入以降、大きな注目を集めるショボスライ。ヨーロッパの中で最も期待される若手の1人として評価される同選手は、今シーズンここまで公式戦13試合で5ゴール9アシストを記録するなどの活躍を残す。これを受け、最近ではレアル・マドリーをはじめ、アーセナルやバイエルン・ミュンヘン、ミランなど数々のビッグクラブが20歳のハンガリー代表MFの動向を注視すると報じられている。
今年1月の移籍市場ではアーリング・ハーランドや南野拓実をビッグクラブへと送り出したザルツブルクがどのタイミングでショボスライの移籍を許可するのか定かではないが、代理人を務めるマーチャーシュ・エステルハージ氏はハンガリー『Digisport』で2021年に新天地を求める可能性を認めた。
「彼が毎試合良いプレーを見せる場面を私たちは目にしており、噂はより強くなっている。しかし、私たちの戦略が1試合や2試合で変わることはない。私たちのプランを信じている。私たちが目にするほとんどのコメントは私たちが正しい道のりを歩んでいることを証明しているから、当初から持つビジョンは確信へと変わっている」
「1月になるのか、それとも来夏になるのかはわからないが、最も重要なことはレギュラーとしてプレーし、ザルツブルクで始まった成長曲線を継続するチャンスのあるクラブに彼が行くということだ。これが私たちにとって最も重要なことだ」
そして、同代理人は「今、ドミニクがオーストリアのリーグから離れることにより迫っていることはもはやシークレットではない」とショボスライの去就にさらなる注目が集まりかねない発言を残した。
(GOAL)
🌙 ¡Buenas noches!
🗞️ Esta es la #PortadaAS de mañana
🖊️ "Tras la pista de Szoboszlai"
🤔 ¿Te parecería un buen fichaje para el Real Madrid?
🔁 Sí.
❤️ No.#EncuestAS pic.twitter.com/xaRTAJz8bm— Diario AS (@diarioas) November 12, 2020
「レアル・マドリードはドミニク・ショボスライに大きな興味を持っている」
―レアルファンの反応―
◼︎ 信じられないね。ショボスライは10番タイプだけど、ジダンは10番を置くシステムをほとんど採用しない。既にイスコとハメスでそれを目撃している。一方でショボスライは素晴らしい選手で、ラインをブレークする攻撃的な10番の南野とハフェルツを思い出させる。ただそれでもショボスライはレアルでは苦労するだろうね。そのエリアではベンゼマが正確にプレーしているし、戦術的にもレアルは彼にとって最高のものじゃない
▪︎現代の10番は攻撃的なマインドを持った8番のことだよ。彼らのほとんどは真ん中の中盤でプレーするか、またはプレーできる。ショボスライもそこに含まれる
▪︎そうした役割がこなせる10番タイプは確かにいると思う。でも、ショボスライがそれに適応できるかはわからない。コウチーニョ、イスコ、ハメス、エジルは才能ある10番の選手だったが、彼らはピッチの中央に下りて来ることに適応できなかった。その選手の本来の役割とは別のものを期待して契約するのはあまりにも危険だ。別のポジションでプレーさせれば、せいぜい平均的な選手に成り下がる。適応力、学習意欲、戦術的な賢明さは選手が新しいチームに馴染むための鍵でもあるが、それはある意味ではギャンブルなんだ
▪︎ショボスライはそれらの選手たちと全くタイプが異なる。どちらかと言えば、ハフェルツ、ブルーノ・フェルナンデス、ザニオーロ、ファン・デ・ベークらと多くの共通点がある。彼は間違いなく古典的なMFとして認識すべきじゃないし、10番の位置だけに留まってプレーするわけじゃない。通常は中盤の左で使われている
▪︎僕が一度彼を見た時には南野とハフェルツをミックスしたような印象を受けた。常にボックスの近くでプレーしなければならないような。彼がそのスタイルを変えたかどうかはわからないが、その試合ではモドリッチのようなピッチを広くカバーできる選手は見当たらなかった。そうだね、確かに僕が見たのはその一度切りだから
▪︎彼はボールを持っていない時でも運動量があるし、ドリブルも上手く、テクニックもある。それにビジョンとパスレンジも広い。ハフェルツやファン・デ・ベークよりはシャドーストライカーとしての働きは少なく、ボックス・トゥ・ボックスでもないが、攻撃ではクリエイティブな起点として機能することができ、チームのシステム上の負債にはならない
▪︎なるほど。確かに彼は才能があるように見える。どちらにせよ、レアルが彼を手に入れることはないと思う。彼の獲得のためにウーデや久保、ブラヒムが売られたり、出場機会が得れらなくなることは適切じゃない。彼らはショボスライよりもレベルの高いリーグでプレーしているからね
▪︎最近の噂じゃ、うちはストライカーの後ろに10番を置き、中盤にアクティブなボックス・トゥ・ボックスを2枚据えた4-2-3-1に移行するという話がある(バルベルデや噂のカマヴィンガ)。だからウーデが機能しない時のための保険として10番を探すのは理に適っている。ジダンは中盤のダイヤモンドが好きだから、ウーデ以外にもう1人くらい10番がいても無駄にはならないだろうし、南野やハフェルツのような選手であれば、うちにとっては素晴らしいメリットがある
▪︎ウーデの代わりにはヘイニエルやブラヒムもいるんじゃないの? エメリも久保をダビド・シルバと比較しながら、10番でプレーさせると言っている。ムバッペを獲得したとしても、久保はRWでプレーすることはないと思う
▪︎久保はAMF(攻撃的MF)でウーデとポジションを競えるよ
▪︎僕の見方では、ブラヒム、ウーデ、久保はショボスライと同レベルの才能を示していると思っている(ショボスライがレベルの低いオーストリアでプレーしていることを考えれば、それ以上かもね)。ウーデに関してはソシエダでゲームチェンジャーだったし、ジダンが彼をうまく使えば、より試合で影響力を発揮できる。久保とブラヒムはウーデほどの実績はないけど、彼らには素晴らしい付加価値がある。久保はイニエスタのようなドリブルとひらめきを持っていて、ブラヒムは若き日のダビド・シルバを彷彿とさせ、それをミランで示している。だからショボスライと契約する資金があるなら、レアルが本当に強化しなければならない他の分野に回すことの方が賢明だと思う
▪︎ジダンは4-3-3がメインだし、また僕はショボスライとの契約についてはそれほど楽観的じゃない。クロースやカゼミーロがいないとレアルの中盤は競争力を失うし、彼らのフォームが良ければ、まだピッチ上を支配できる。戦術的な変更は必要だと思うけど、ジダンはベンゼマと4-3-3のシステムが好きなんだ。個人的にはダイヤモンドのフォーメーション(4‐4‐2)が大好きで、ヨヴィッチとベンゼマがいれば得点力を向上させることができると思っているけど、ジダンの考えは別のようだね。最後にうちには多くの10番タイプがいる。ブラヒム、タケ、ヘイニエル、ウーデ、さらにはアザールやロドリゴもそこでプレーできる。すでにレアルのプロジェクトに組み込まれている選手らを押しのけてまで、ショボスライを連れてくることが賢明なのかは疑問だね
▪︎僕は将来的にレアルは4-2-3-1になると思う
ハーランド
ヴィニシウス、ウーデ、ムバッペ
バルベルデ、カマヴィンガ
メンディ、クンデ、ヴァラン、カルバハル
【サブ】グティエレス、ラモン、チュスト、ミリトン、クロース、カゼミーロ、ブランコ、アザール、久保、ヘイニエル、ヨヴィッチ、ドゥーロ
◼︎ こんな現実的じゃない話より、ダニ・オルモ(ライプツィヒ)がうちにフィットするかを考えようぜ
◼︎ 彼は結局、同じレッドブルのライプツィヒにたどり着くだろう。机上だけのくだらない話だね
◼︎ うん、必要ない