意図的なフェイクニュースではない理由
FIFAをぶっ壊す(ニッコリ)!
メディアのクズどもに忠告しておく。即刻フェイク・オブ・ニュースを垂れ流すのを止めるんだ。さもないと私の現役時代の十八番、ダイナマイトヘッドが炸裂することになるぞ。
J1の鹿島アントラーズから今夏、ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)へ完全移籍したFW鈴木優磨が、ベルギーでホームシックになっているという現地時間21日付のベルギー『voetbalkrant』の報道を自身のインスタグラムで否定した。
同メディアは21日、STVVに今夏加入した鈴木がホームシックになっていると報道。さらに、先週から練習に姿を見せていないと伝えていた。だが同日、鈴木はインスタグラムを更新。「ホームシック?おれが?笑ないない」と否定した。
(フットボールチャンネル編集部)
おっと、反射的に腐り切ったメディアの平常運転ぶりに青筋を立ててしまったが、よくよく考えればこのような本人に確認でもすればすぐにバレるようなフェイクは、却ってそこに特定の政治的意図を見出すことは難しい。
なぜならフェイク・オブ・ニュースとは嘘というあんの周りを真実という生地で包み込んだ毒饅頭のようなもので、見た目からしてカビの生えた饅頭はもはやフェイクの構成要件を満たしているとは言えない。つまりは記者の悪意なきただの裏取り不足と考えられるのだ。
トサカの髪形に幻影を見た?
ではなぜそのような失態が起きてしまったのか。私はマニア・オブ・ビューを発動し、事の真相に当たってみることにした。すると報道被害者である鈴木優磨の顔を確認したことで、ある程度の察しがついてしまった。
東洋人は西洋人の顔の見分けがつかないとよく言うが、逆もまた然りで、西洋人にとっては東洋人の顔がどれも同じに見えてしまう。すなわちこのホーム・オブ・シックを報じた現地の記者は、鈴木のトサカのような髪形とその容貌に、あの山口蛍の幻影を見たのではなかったか。
諸君らも知っての通り2015年にセレッソ大阪からドイツのハノーファーへ完全移籍した山口は、ホーム・オブ・シックの余り僅か半年でチームを退団し、帰国の途に就いてしまう。
現地記者がチームを思うが余り…
TSUTAYAで買った中古品をまたTSUTAYAに売り返すような軽さと嘲笑された山口の移籍は欧州にも衝撃を与え、日本人のオラオラ系は見た目とは違ってホーム・オブ・シックにかかりやすいとの誤った風評を広めてしまった。
誤報を犯した現地の記者もまたシント=トロイデンの一サポーターであったはずだ。取材の過程で鈴木が何らかの事情で練習に姿を見せなかったことに、チームを思うが余り山口の一件が強く脳裏に蘇ったのだろう。そして思わず筆が滑ってしまった。その心中を察するに同情の余地は大いにある。
それにしても山口は罪な男だ。ある意味では欧州に大きな爪痕を残したとも言えるが、それがプレー面ではなかったところに妙な哀愁を感じてはしまうが…。