バルセロナのレジェンドで、現在カタール1部アル・サッドで指揮を執る元スペイン代表MFのシャビ監督は、将来的に古巣凱旋の“適切なタイミング”を見計らっているようだ。スペイン紙「スポルト」が伝えている。
バルセロナは現地時間27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第32節セルタ戦で2-2のドロー。首位レアル・マドリードが28日のエスパニョール戦で1-0と白星を挙げたため、勝ち点差は2ポイントに広がってしまった。シーズン終盤で3連覇が厳しい状況になり、キケ・セティエン監督の立場も危うくなっている。
そんななか、カタール1部アル・サッドで指揮を執るシャビ監督はオンライン記者会見で、「今の私の最大の望みはバルサの監督になり、再び勝利への道に導くこと。選手たちとバルサが成功することだ。そのために、私たちのテクニカルスタッフは多くのことを準備しているし、非常にワクワクしている」と言及。また、将来的なバルサ“復帰”についてもコメントしている。
「私はクラブの一員だ。プロジェクトをゼロからスタートさせる正しい時期に戻りたいと思っている。もちろん、選ばれた後にステージが整う。どんな可能性もあり得る。彼らとは今年1月に話をしたが、その時は状況もタイミングも適切でないと伝えたんだ」
(Football ZONE web編集部)
―海外の反応―
▪<ニューカッスルファン>シャビは選手としては天才だったが、それが監督業に引き継がれるとは限らない
▪カタール最高のクラブをクソにしたんじゃなかったのか?
▪<バルサファン>僕が恐れているのは、シャビが偉大な過去を追い過ぎないかということだ。もう今は彼のような天才は中盤にはいないんだ。3人のプレスを掻い潜ってからフリーのウィンガーを見つけ、同時に空いたスペースに走り込むようなことを今の選手らができるわけがない
▪<ナポリファン>天才にも種類がある。マラドーナは個人の技術こそは天才的だったが、コーチングは下手だった。逆にシャビはヴィジョンが天才的だったから、偉大な監督になる可能性は秘めていると思う。クライフがそうだったように
▪彼はまだトップレベルでの監督経験はないかもしれないが、クラブの文化を向上させ、乱れた秩序を回復させるという意味では有益な存在になる可能性がある。彼はバルサの選手時代にプレーだけではなく、メンタリティーや態度といった面でも影響を与えていた。彼が監督になればもう一度チームが一丸となるかもしれない。まあ、それは願望に過ぎないけど、ちょっとくらいは夢を見たいじゃない
▪監督というよりも、どちらかといえば芝刈り職人だろ
▪俺は何年か前にグアルディオラについても同じようなことを言っていたけど、彼はまだ健在だ。シャビの名声やゲームの知識が将来の役に立つかもしれない
▪<バルサファン>僕はシャビの監督としての力量には懐疑的だ。彼の「守備には力を入れていない」という言葉には力が抜けた
▪守備は弱者のためにある
▪0-3-7のフォーメーションを採用するはずだ
▪守備は監督として最初に手をつけなければならないことだ。クロップがアリソンとファン・ダイクを買ったのには理由がある。ペップもDFに5億ユーロ近くも費やしているし、レアルは過去10年間で守備陣には抜け目がなかった。全ては守備から始まる。いつも相手をオフェンスだけで圧倒しようと考えるのは災いを招くだけだ
▪<PSVファン>シャビが守備に力を入れていないのは、昔は守備に力を入れる必要がなかったからさ。当時のバルサは常にボールを支配していたから、平凡な相手じゃ守備機会は1試合に1回くらいだったんじゃない
▪ボールを保持することで守備を軽減するという意味だと思う。シャビはスペインやバルサでその重要な役割を果たしてたんだから、それが彼の哲学であっても不思議ではないよ
▪シャビはいつ詩の朗詠をやめるのか
▪<バルサファン>シャビは黙ることを覚えた方がいい。指導が下手な割に喋り過ぎる
▪<スパーズファン>毎週インタビューを受けているのか、この変人は
▪ペップになりたがっているようだが、ギャリー・ネビルになる可能性もあるな
▪アンリの可能性も
▪ヤツが意味不明なことを言い続ければ、バルサとバレンシアの立場が逆転する日も近い
▪君はあまりにも頑固だし、成功するほどにはコーチングやマネジメントにおいて賢くも適応力もない
▪数カ月前に最初のオファーを彼が受け入れていたとすればどうなってたんだろ?
▪<バルサファン>大差ないよ。俺たちには改革が必要だ
▪セティエンの方が経験豊富でいい監督だから、もっと悪くなっていたはず
▪何も変わらない。みんながバルベルデを嫌い始めた時から言ってきたことだけど、大規模な変革なしではバルサは再建できない。欧州でトップ3のチームを形成するには、重要なものが余りにも多く欠け過ぎている
1.彼らはまともな相手に対して中盤をコントロールできずにただ蹂躙される。フィジカルと闘争心がある選手、またはシャビやイニエスタのような飛び抜けたパサーのどちらもバルサは保持していない(いたとしても、俊足なストライカーとウイングがいなければどうにもならないが)
2.ほとんど誰も攻撃的に走り込まない。彼らはメッシが何かをするのをただ待っているだけで、メッシはボールを持つためにハーフウェーラインまで下がり、攻撃を開始するのにドリブルで3人を相手にしなければならない。スアレスはベストを試みて輝く瞬間もあるが、年々老いているし、膝に慢性的な爆弾を抱えている
この2つは代表的な例で、他に様々な問題点はある。バルベルデはカウンターによって5失点しないようにスタイルをシフトさせたが、美しくはなくともかなり効率的だった。バルサは全て重荷を振り払う必要がある。お金を使い、哲学のある監督を雇ってペップのスタイルを与えなければならない
▪メッシのような重鎮な古参がいる中で、バルサを再建できると思う? 僕はバルサに詳しいわけじゃないが、外から見るとメッシやブスケツなどの影響力が余りにも強く、彼らのやり方に固執し過ぎているんじゃないか?
▪<レアルファン>俺はぜひともシャビには来季の監督になってもらいたいね。だって連覇が確定するんだから
▪<ユナイテッドファン>彼がアンリのようになるのが待ち切れない
▪ネビルよりはマシだけどね
▪<ユナイテッドファン>今のクラブでがんばることを勧めるよ
▪バルサはワールドクラスな戦術家で、ポゼッションをベースにした監督を必要としている。メッシはシステムの一部でなければならず、勝手にピッチの真ん中に立たせてはならない。もし彼が指示に従わなければ、素早くベンチに下げることができる監督がいい
▪<バイエルンファン>まるでメッシは自分の下に監督を置いているようだからな
▪こういうことか
・カタール最高のチームを壊滅させる前のシャビ「まだバルサの監督になるタイミングじゃない」
・監督として無能ぶりを晒した後のシャビ「今こそ僕を雇うんだ」
▪アル・サッドとは相性が悪いと聞いた
▪だから首位と10ポイント差なのか
▪シャビが監督になれば、ベテラン選手たちがバルベルデやセティエンのように見下すことはないから、ロッカールームの雰囲気は良くなるんだろうけど、戦術面ではどうかな。彼はこの仕事を避けるのが賢明だろう
▪クラブの2021年の理事会選挙でシャビが格好の政治的な議題として利用される気がする
▪<リヴァプールファン>やるんだ、シャビ
▪<バルサファン>シャビの監督起用をファンは言葉にならないくらいに反対している。彼はビッグクラブでの準備ができてないし、できていたとしても断固お断りだ
▪<バルサファン>シャビは勘弁してくれ…