ボクシングの世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30)=大橋=が、2014年に初めての世界タイトルとなるWBCライトフライ級王座を獲得してから10年で、5月6日に東京ドームで行われる元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(29)=メキシコ=とのビッグマッチまで1カ月となる節目の6日、所属ジムを通じコメントした。
「4月6日は僕にとっての誕生日のようなもの。言われて気付きましたが、10年なんだ、という感慨はあります。やるべきことを突っ走ってきたら10年経過しました。特にという瞬間はないけど、1つ1つの試合に思い入れはある。ただ、まだ振り返ることでもないかなと。まだまだ先があるので」
10年間でパウンド・フォー・パウンド(全階級最強ランキング)1位を争う、世界屈指の存在となった。だが井上尚は「この10年間、特にプレッシャーを感じることもなかった。試合ごとに感じるプレッシャーはあるけれど、チャンピオンであるべきプレッシャーというのは特になかった。追いかけられているような感じもなかった。強くありたいという気持ちがでかいのかなと思う」と振り返った。
現在は過去最大の舞台に向けてスパーリングを中心にトレーニングを積んでいる。「今はすごく良い仕上がりです。ネリ選手が相手、東京ドームでやれること、それが自分の中でプラスに働いている。(今後は)追い込みながら1つ1つ確認しながら、ズレをなくしていくことが必要になる。体重調整も必要で、いろいろなことが入り交じっていく時期だから、自分としてもすごく楽しい時期になる。そのような感覚で1カ月間過ごしていきたい」と充実感を漂わせた。
チケットの売れ行きは好調だ。「やるんだったら満員にしたいですよね。リングが少し遠くて見えなくても、雰囲気とかすごいものがあると思うので」と1カ月後への期待感も漂わせていた。
(中日スポーツ)
翻訳元:https://www.reddit.com/r/Boxing/comments/1bxc9wh/ten_years_ago_today_naoya_inoue_won_his_first/
海外の反応
<スレ主>
「10年前の今日(4月6日)、井上尚弥が初めての世界タイトルを獲得した。その日以来、彼は世界戦のリングにしか上がっていない」
・井上はこの10年間で(世界戦での)特別なプレッシャーを感じたことはないと語る。全ての試合で感じる重圧は同じだそうだ
・井上は自身のキャリアでまだ特別な瞬間には立ち会っていない。そのような瞬間が訪れるまでにはまだ時間が必要だと考えている
・井上は東京ドームでの戦い(ネリ戦)に向けて最終調整を楽しんでいる
・東京ドームのチケットの売れ行きは好調だ
<ボクシングファン>
世界王者として10年間
世界戦で21戦全勝19KO
井上尚弥、世界王者10周年おめでとう
<ボクシングファン>
この男は120ポンド(Sバンタム級)ながらシャクールやヘイニーよりもはるかに強力なパンチを打ち込む
<ボクシングファン>
トミー・フューリーよりも強打だ
タイソン・フューリーの弟でクルーザー級(10勝4KO)
<ボクシングファン>
何てボスだよ
自分の階級で最高の相手と戦い続けるボクサーを見るのはかなり新鮮だわ
<ボクシングファン>
彼がタイトルを防衛する限り試合は全て世界戦になるんじゃないか?
<スレ主>
複数の階級にわたっている
彼はある階級の王者と戦い、その後に調整試合を挟まずにまた上の階級の王者と戦うんだ
<ボクシングファン>
これが王者として正しい姿勢だ
王者になれば、次に強いとされる相手と戦い続けるべきだ
<ボクシングファン>
また彼は自身のキャリアで9-10(劣勢)のラウンドよりも10-8(ダウンを奪った)のラウンドの方が多いとの記事も読んだ
正気じゃないね
<ボクシングファン>
ブルドーザーのようだ
<ボクシングファン>
最初にそのスタッツを読んだ時に10-9(優勢の)のラウンドよりも10-8のラウンドの方が多いと誤読してしまったんだ
でもあまりに彼が優れているため、実際には2秒間ほど信じてしまったが
【海外の反応】井上尚弥の試合の採点表を集計した結果、スゴイことが判明「こんなボクサーは過去にもいない」
<ボクシングファン>
10年間も世界戦で無敗?
あらまぁ…
<スレ主>
想像するだけでも気がおかしくなる
<ボクシングファン>
そのニックネーム(モンスター)に違いはないね
<ボクシングファン>
クロフォードの記録からはほんの1カ月少ないだけだ!(偶然にもクロフォードは2014年3月1日から世界王者なんだ)
厳密には井上の2試合はWBAのレギュラー王座(※スーパー王座の下)で、本物のベルトではなかったが
<ボクシングファン>
メイウェザー/パッキャオ時代以降の最高のボクサー
<スレ主>
ファイターがトップで長期間を過ごす中で何らかの緩みが出ることは驚くことじゃないが、井上について印象的なのはボクシングに対するハングリー精神が全く衰えていないことなんだ
<ボクシングファン>
そのハングリー精神は10年もの間その階級のトップ選手と戦ってきたにも拘わらず、まだ彼について物足りないと考えている人がいるという事実から来ているんじゃないかと思い始めている
彼は言葉で反論する代わりにただ懸命にトレーニングし、自分の中の闘争心をかき立て、次に立ちはだかる相手を倒して行くんだ
<ボクシングファン>
俺はそれがむしろ(日本の)文化的なメンタリティだと考えている
なぜならほとんどの日本人ボクサーが同様な思考をしているからだ
彼の情熱は物質的な目的ではなく内在的なものなんだ
それに比べて米国のボクサーは名声を得ると過度に気が緩む傾向があるからね
<ボクシングファン>
彼が何らかのレガシーを築くにはタンクと戦うために階級を上げる必要があると感じている連中がいるという
<ボクシングファン>
まだジェイク・ポール(※ユーチューバーボクサー)と戦っていないから、彼に対する評価は定まっていないよ
<ボクシングファン>
井上が実際に『はじめの一歩』に出てくる全ての日本人ボクサーよりも優れているというのが面白いね
一歩はまだ国内レベルだし、鷹村は井上に近い実力だが、彼は多くの試合で手を焼いていた
<ボクシングファン>
井上がカエルパンチ(※青木勝の必殺技=画像)をして初めて俺は彼に感銘を受けることになる
<ボクシングファン>
正直、一歩のボクシングはかなり一次元的(※幅がなく)で、ジャブや距離の管理をせずに極端なインファイトを試みる
イサック・クルスがリアル一歩だな(※vsタンク戦のハイライト)
『はじめの一歩』のキャラの中で井上に匹敵するキャラクターはおそらくリカルド・マルチネスくらいだ
<ボクシングファン>
この一文を付け加えるのを忘れていたが、ジョージ(※『はじめの一歩』作者の森川ジョージ先生)も感無量だろうし、現代の若い日本人ボクサーから史上最高クラスの選手を目撃するなんて想像もしていなかっただろう
彼の相手に対する支配力はRJJ(ロイ・ジョーンズ・ジュニア)と比肩できると思う
【海外の反応】筋肉ボクサー幕之内一歩が、極細アニメキャラと同じ身長・体重な件
<ボクシングファン>
彼のキャリアがこのまま順調に進むなら、おそらく史上最高の日本人ボクサーになる可能性があるね
現在の日本ボクシング史上のトップにいる選手は誰かはよくわからないが
(ファイティング)原田かな?
<ボクシングファン>
仮にその質問を日本のボクシングファンに投げかければ、彼らは井上の実績やボクサーとしての能力に原田は全く及ばないと答えるだろう
<ボクシングファン>
これは驚きだ
原田は史上最高のボクサーの1人(ジョフレ)を打ち負かしたのに
彼がまだ最高と見做されると思っていたが、一方で井上はスペシャルな存在だし、それも納得だね
<ボクシングファン>
もし将来パッキャオよりも優れた複数階級でのレガシーを持っていると主張できる選手が現れるとすれば、それは井上だろう
しかし、まずはデラホーヤのレベルに到達する必要があるね
パッキャオは主要4団体世界王座での6階級、IBO世界スーパーライト級、The Ring誌認定フェザー級で8階級とされる。デラホーヤは6階級制覇
<ボクシングファン>
彼の階級が注目を集めないのが残念だわ
彼はこの地球上で最高のボクサーなのに
<ボクシングファン>
リカルド・ロペスを思い出させるよ
<ボクシングファン>
彼は既にボクシング史上の偉人であり、おそらく日本ボクシング界のGOAT(史上最高の選手)だろう
【海外の反応】井上尚弥の上手すぎるスパーリングを見てみよう「はじめの一歩のヴォルグ?」