令和のメッシことマジョルカにローン移籍中のレアル久保建英が、本家である平成のメッシがここ4試合でノーゴールと凋落する中、フッボル界にも改元の到来を告げるかのような活躍を見せた。
[2.21 リーガ・エスパニョーラ第25節 ベティス3-3マジョルカ]
リーガ・エスパニョーラは21日、第25節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカがベティスと3-3で引き分けた。6試合ぶり先発復帰の久保は前半に2ゴールを導く働きを見せると、後半には右足シュートで値千金の同点弾。全3得点に絡む活躍でアウェーでの勝ち点1獲得に大きく貢献した。
(ゲキサカ)
1G1Aのまさにレアル久保劇場とも言うべき出色のパフォーマンスで、ベンフィカから鳴り物入りでアトレティコ・マドリードへ移籍した同じく若手のジョアン・フェリックスに、今季リーガのスコアランキング(2得点)で見事に肩を並べた。
しかし同じ2得点であってもその費用対効果は段違いとなっている。レンタル移籍金にサラリーを含めて100万ユーロ(約1億2千万円)と言われるレアル久保に対し、J・フェリックスは移籍金だけでもクラブ史上最高となる1億2600万ユーロ(約149億円)だ。
現在までの1ゴール当たりのコストを計算すれば、レアル久保が日本円での換算で6千万円とセール大特価なのに対し、J・フェリックスは74億5千万円という驚きのぼったくり価格となっている。どちらがクラブにとってありがたいかは、数字に頗る弱い脳筋連中の諸君らでもさすがに察しがつくだろう。
レアル久保とJ・フェリックス、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い? 私は自軍コーチから受けたまさかの人種差別をエナジーに変えたレアル久保のそのメンタルこそが、この若きスーパースター候補2人の明暗を分けたと考えている。