ボクシングのWBC＆WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥（大橋）が26日、4階級制覇から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでスティーブン・フルトン（米国）に8回1分14秒TKO勝ち。世界2人目の4団体統一と4階級制覇の両方を達成した。試合後は相手に敬意が見られず「ふざけんなよ（笑）」と冗談交じりに告白。足を踏まれたラフプレーには「わざとでしょうね」と明かした。
井上は傷一つない爽やかな顔で会見。試合後に初めて一睡もせず一夜を明かし、「アドレナリンが出ている。それだけ想いがデカかった」と振り返った。ただ、試合直後にリングでフルトンと健闘を称え合おうとしたが、「フルトンには最後までシカトされていた」と告白。よほど悔しかったのだろうか。冗談っぽく笑いながらではあるが、敬意のない相手にチクリと言及した。
「（試合後に）リング上でも目も合わせてくれない。こっちは『もういいや』って（笑）。控室で村田（諒太）さんと喋っていたんですけど、前を通ったので呼び止めたら、『しょうがねぇなぁ』みたいな感じで握手しました。（自身は）ふざけんなよって（笑）。何が気に食わなかったのかな」
井上が勝利したが、前夜に会場にあった2団体の実物のベルトはフルトンの所有物。後日、井上には新たなベルトが贈られる。通例では試合後会見、この日の一夜明け会見で前王者のベルトを借りて臨むが、井上の試合後会見でもベルトはなし。すぐに相手陣営が回収したという。井上は「まぁそんな人たちなのかな」と受け流し、最強王者として度量の大きさを見せた。
さらに試合中はフルトンに足を踏まれる場面も。通常、右構えの選手とサウスポーの試合なら互いの距離が詰まり、前に置く足がぶつかることもある。しかし、前夜は右構え同士のため珍しい。相手を苦しめるための狡猾なプレーだったようだ。
「（右構えに）今まで足を踏まれたことはない。（フルトンに）何回か踏まれたけど、レフェリーも1回しか注意してくれなかった。踏まれると集中力が1回切れるんですよ。踏まれた時につま先にグッと来ていたので、わざとでしょうね。ああいうのは練習しないとできないと思う。接近したとしても（つま先が通常と）角度が違って、異様に斜めに来ていた。1ラウンド目に躓いて、サウスポーとやっているような感覚でした」
一方、実力については「ディフェンスはうまかったですよ。ここまで駆け引きした試合は初めてじゃないか」と称賛。「ああいう試合はしたことがなかった。あそこまでの技術で対抗してくる選手がいなかったので。だから、今まで試合での成長がなかった。本当にいい経験だった」と振り返った。
カネロことサウル・アルバレス（メキシコ）に次ぐ世界2人目の4団体統一と4階級制覇を達成した。しかし、4階級制覇には「そういえば」と試合後に気づいたほど意識なし。帰りの道中、いとこの浩樹と話している時に思い出したという。「4階級制覇についてはあまり特にない。とにかく打倒フルトンだった。そういえばという感じ」と快挙にも事もなげに繰り返した。
観戦に駆けつけたWBAスーパー＆IBF王者マーロン・タパレス（フィリピン）とリング上で年内の4団体統一戦の実現を約束。今後については「4団体統一しても留まると思う」と当面はスーパーバンタム級で戦うという。
（THE ANSWER編集部）
翻訳元：https://x.gd/TDQDc
海外の反応
＜スレ主＞
試合後の記者会見：井上は健闘を称えに行くもフルトンに無視され、またフルトンは足をわざと踏みつけ、その練習をやっていたはずだと語った
（※そしてスレ主は上の記事の以下のセンテンスを引用して英訳）
＞試合直後にリングでフルトンと健闘を称え合おうとしたが、「フルトンには最後までシカトされていた」と告白。
＞「（試合後に）リング上でも目も合わせてくれない。こっちは『もういいや』って（笑）
＞「（右構えに）今まで足を踏まれたことはない。何回か踏まれたけど、レフェリーも1回しか注意してくれなかった。踏まれると集中力が1回切れるんですよ。踏まれた時につま先にグッと来ていたので、わざとでしょうね。ああいうのは練習しないとできないと思う。接近したとしても（つま先が通常と）角度が違って、異様に斜めに来ていた。1ラウンド目に躓いて、サウスポーとやっているような感覚でした」
＞通例では試合後会見、この日の一夜明け会見で前王者のベルトを借りて臨むが、井上の試合後会見でもベルトはなくすぐに相手陣営が回収したという。井上は「まぁそんな人たちなのかな」と呆れた様子ながら受け流し、最強王者として度量の大きさを見せた。
＜実況スレの翻訳＞井上尚弥がフルトンを衝撃の8回TKOで4階級制覇！【海外の反応】
【海外の反応】井上尚弥vsフルトンの公式の採点表がこちら「モロニーの予想通りになった」
＜ボクシングファン＞
フルトン陣営はバンテージの巻き方について大騒ぎした後でも彼らの選手が容易に圧倒されたことで苛立っているようだ
＜ボクシングファン＞
井上がフルトンの満足するようなバンテージの巻き方で妥協したため、フルトンは何も言い訳できなくなってしまったからな😂😂
＜ボクシングファン＞
絶対的な自信だ
＜ボクシングファン＞
俺も踏みつけについては気になった
レフェリーがフルトンに1度注意を与えたことを覚えているが、あれは奇妙だったよ
オーソドックスの選手同士の前足があんなにも接近している試合なんて見たことがなかったからな
＜ボクシングファン＞
俺も当惑した
陰謀論者として、俺はフルトンがわざとやったと疑っている
それによってジャブの付き合いを強要したかったのかもしれない
あの両者の配置は危険な右ストレートへ繋ぐアングルを取り除いていた
しかし井上には他の優れた引き出しがあったから、驚きだね
＜ボクシングファン＞
俺は彼がジャブの付き合いを避けようとしていると思ったがｗ
フルトンはリーチが長い一方、井上は爆発的に素早いステップインからジャブを放つことができるから、彼はそれを奪おうとしていたんだ
まあ、結論としては君の言っていることと同じかもしれない
＜ボクシングファン＞
フルトン陣営は敗北を容易には受け入れないらしい
彼らは苛立っている
＜ボクシングファン＞
これはパッキャオが台頭し始めた時の彼の対戦相手と似ているな
対戦した選手らはそんなにひどく打ちのめされるとは思っていなかったから、完全にショックを受けているようだった
＜ボクシングファン＞
確かにそうだったなｗ
＜ボクシングファン＞
対戦相手が誰だったのかわからないし、もしかしたらマンデラ効果（※多くの人で間違った記憶を共有すること）かもしれないが、子供の頃に彼の試合を見ていて相手が彼の足を踏んでいるのに気づいたことを覚えている
それが意図的な行為だったのか、それとも相手のスタンスが逆だったために互いが踏みやすくなっていたのかはわからないが、当時は苛立っていたことを覚えているよｗ
＜ボクシングファン＞
マルケスだね
ただ、わざとだとは思わないが
＜ボクシングファン＞
ブランドン（フィゲロア）戦で頑なにギフト（※有利な判定）を貰ったことを認めなかったあのフルトンだ
＜ボクシングファン＞
フルトン陣営がなぜ井上にベルトを渡さなかったのか気になるな
＜ボクシングファン＞
おそらく、ムカついていたんだろう
＜ボクシングファン＞
フルトンが今どんな気持ちかは想像できないな
彼はポップスターのような男と戦い、相手が階級を上げて来たにも拘わらず、完全に打ち負かされたんだから
井上はビーストで、モンスターでもあるんだ
【海外の反応】井上尚弥がフルトンをKOしたリングサイドからの映像「より破壊的に見えるぞ…」
＜ボクシングファン＞
フルトンは井上に圧倒されていたから、彼の自尊心はかなり傷ついたんだと思う
彼は敗北それ自体よりも完全に上回られ、自分がはるかに後れを取っているなんて考えもしなかったんだろう
彼は自身が最も得意とする分野で劣っているように感じたんだ
1ラウンド目に井上が彼をボクシングで圧倒し始めた時、彼は大きなショックを受けているようだったよ
＜ボクシングファン＞
彼は井上とはレベルがかけ離れていた
つらいだろうが
＜ボクシングファン＞
彼は井上をハイプジョブ（※評判先行型の選手）と呼んだ当人だし、ジムで井上のような選手をさばいてきたとも語っていた
そして試合でショックを受けたと
＜ボクシングファン＞
初めてフルトンがガードに受けただけのパンチで後方に吹き飛んだ時、彼の顔は「マジかよ…」という表情が浮かんでいたな
彼は完全に（井上のパワーを）軽視していたように見えたね
＜ボクシングファン＞
（相手がたじろぐのは）井上の試合ではよく見られる現象だから、彼のパンチ力が実際にどれだけ凄まじいかを想像するのは難しいよ
＜ボクシングファン＞
井上は4、5ラウンドにアクセルを緩め、フルトンが以前のラウンドのようにすぐに後退することなく手を出して来るように両手を下げていた
モンスターが彼のために右手を下げていたんだ😂
＜ボクシングファン＞
井上はチームと計画して、4ラウンド頃にパンチの速度を下げてフルトンに息切れしているように思わせ、その後のラウンドで再び速度を上げることにしたと打ち明けていたと思う
＜ボクシングファン＞
相手にそんなことを思わせる他のボクサーは全盛期のゴロフキンとコバレフだけが思いつく
現在のボクサーの中ではベテルビエフだけかな
それは確かに特別な性質だ
＜ボクシングファン＞
フルトンは小切手をもらった上、日本へのタダ旅行も手に入れたｗ
彼は自分がその試合に勝てなことをわかっていたんだ
自分の足元ばかりを見て相手の足を踏もうとしていたが、その代わりにちゃんと顔を上げていれば、落ち込むこともなかったのに
＜ボクシングファン＞
フルトンと彼の陣営がこんなにも品のない振る舞いをするなんて予想外だわ
これは井上とは正反対で、ドネアが息子と約束していた（WBSSの）トロフィーを彼が一晩貸し出したことを思い出させね
＜ボクシングファン＞
あれは本当に王者らしい素晴らしい振る舞いだった
井上はP4Pのボクサーだけでなく、P4Pの素晴らしい人格者でもあるんだ
＜ボクシングファン＞
💯
＜ボクシングファン＞
試合後も彼は井上にリスペクトを示さなかった
フルトンへの敬意はなくなったよ
＜スレ主＞
彼は井上の勝利を認めて、少なくとも言い訳をせずに称えていた
彼は試合の前後で井上のことを恐れていたし、ただ単にショック状態にあるだけだと信じたいね
＜ボクシングファン＞
フルトンはsore loser（※負けた時に機嫌を損ねる）タイプなのか？
＜ボクシングファン＞
フルトンはこの敗戦後、もう元のような姿には戻らないだろう
これは彼のキャリアに悪影響を及ぼす敗北だよ
＜ボクシングファン＞
確かにフルトンと彼のチームの振る舞いは試合全体にわたって本当に不快だった
最初から彼らは妄想、被害者意識、そして敵地に乗り込んでいるという無意味に尖がった態度を取っていた
しかし日本を訪れたことがある人ならわかると思うが、ほとんどの日本人はとても礼儀正しく、親切で、もてなしの心を持っているんだ
＜ボクシングファン＞
全くフルトン陣営はアマチュアのようだったわ
＜ボクシングファン＞
これを読んだ後にフルトンに対する敬意を全て失った
まず彼のチームがバンテージの巻き方にイチャモンを付けるも、KOパンチを食らう
そして試合後に彼が井上と握手もせず、称えることもしなかったということをここで知る
これが俺の友人たちが言うところのsore loserってヤツか
興味深いことにそれでも人々はフルトンを称賛しているが、仮に逆の立場だったら井上を笑いものにして、ハイプジョブだなんて言っていたんだろうな
というわけで、クロフォードvsスペンスの試合がとても楽しみだよ
クロフォードよ、頑張ってくれ
＜ボクシングファン＞
フルトンがインスタを更新して、井上陣営が再戦のオファーをしてくれることを願っていると投稿していた
でも、彼の振る舞いのせいでそれが台無しになったとしても驚かないよ
＜ボクシングファン＞
フルトンのことは好きだけど、彼は再戦するに値しないわ
井上が統一王者になり、さらに階級を上げていく姿が見たいよ
＜ボクシングファン＞
再戦の目的は何だ？
井上は完全にフルトンに屈辱を与え、その全ての得意分野で打ち負かしただろ
＜ボクシングファン＞
フルトンが試合中ずっと粉砕され、壊滅的なTKOを喫していないのなら話は別だろうが、これは彼の弱さを示しているよ
井上はP4P最強になる運命にあるし、彼はただの踏み台には興味を持っていない
＜ボクシングファン＞
全くボクサーパンチャー（※アウトボクシングもできる強打者）は見ていて本当に楽しいよ
井上、タンク、ベテルビエフの試合は必見だ
テクニックと凄まじいパワーが融合した選手は無敵だわ
＜ボクシングファン＞
翻訳に感謝だ！
いつも井上の試合後に日本語の情報を翻訳したもので溢れるのを楽しみにしているんだ
こらからも続けて欲しい！
今週は井上ファンに取っては楽しい週間だ！
【海外の反応】8年前に日本人ボクサーが米国で演じた壮絶な年間最高試合「敗者のいない戦い」
