※音声付きの広告が出現することがあります。静かな環境ではミュート(バイブでも音が出るそうです)を設定の上、閲覧ください
マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が23日に放送された「情熱大陸 イチロー 2夜連続スペシャル」(MBS/TBS系)の後編に登場。ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏との対談で、データ重視の近代野球に言及した。
松井氏から「今のメジャーの試合みて、ストレス溜まりませんか?」と問われたイチロー氏は「溜まる溜まる。めちゃめちゃ溜まるよ」と即答。松井氏も「ですよね」と同意した。イチロー氏は「まあ、退屈な野球」と続けると、松井氏も「打順の意味とか薄れちゃっていますよね」。この言葉にイチロー氏も頷きながら「それぞれの役割みたいのがまったくないもんね。恐いのは日本が何年遅れかでそれを追っていくので、危ないよね。この流れは」と危惧した。
2人が語っていたのはメジャーで主流となっているデータ重視の野球。イチロー氏は別シーンでの単独インタビューで「すべてデータで管理。それを追求していく。必要なときにオンにすればいいけど、常にある状態。見える(近い)とこにあるので。頭を全然使っていない。まさしくメジャーの野球がそうなっていて」と“データ依存”を指摘。「感性」が失われると語り「とにかく見えるものしか評価しないというのは危険ですね」と語った。
イチロー氏は対談で、メジャーのデータ分析のスペシャリストについて「勉強ができる人たち」と表現すると、松井氏も「野球がそっちに支配されちゃっていますよね」とポツリ。イチロー氏は「目で見える情報をインプットして、そうなのかって。ある意味で洗脳されてしまっているよね。選手の気持ち、メンタルはデータに反映されないわけで。目に見えないことで大事なことはいっぱいあるのにな、って。でもみんなそれ(データ重視)をやるから、そこの勝負みたいになっちゃって」と物足りなさを語っていた。
(Full-Count)
翻訳元:https://www.reddit.com/r/baseball/comments/1hks6nh/ichiro_and_hideki_matsui_had_a_conversation_on_a/
海外の反応
Follow @maniaofootball
100%フォローバックされる魔法のボタンです
<スレ主>
イチローと松井秀喜がテレビ番組で対談
松井:「今のメジャーの試合みて、ストレス溜まりませんか?」
イチロー:「溜まる溜まる。めちゃめちゃ溜まるよ」
松井:「ですよね」
イチロー:「まあ、退屈な野球」
松井:「打順の意味とか薄れちゃっていますよね」
イチロー:「それぞれの役割みたいのがまったくないもんね。恐いのは日本が何年遅れかでそれを追っていくので、危ないよね。この流れは」
(中略)
イチロー:「(アナリストは)勉強ができる人たち」
松井:「野球がそっちに支配されちゃっていますよね」
イチロー:「目で見える情報をインプットして、そうなのかって。ある意味で洗脳されてしまっているよね。選手の気持ち、メンタルはデータに反映されないわけで。目に見えないことで大事なことはいっぱいあるのにな、って。でもみんなそれ(データ重視)をやるから、そこの勝負みたいになっちゃって」
【海外の反応】イチロー&松井秀喜の夢のタッグが女子高生を相手に奮闘「ゴジラのスイングは大谷並み?」
<MLBファン>
これは興味深い
<レッズファン>
データにこれだけ支配されると試合を見るのがあまり面白くなくなるという点では彼らの意見に同意する
でも「データに従うことが野球で勝つための最善の方法じゃない」という主張には賛同できないな
<ヤンキースファン>
「最適化することで試合から楽しさを奪ってしまう」問題が野球のような100年以上も歴史があるスポーツでも起こっているのが面白いね
WoW(※ワールド オブ ウォークラフト=オンラインゲーム)の古参プレイヤーが「誰もゲームのやり方を理解していなかった頃の方が面白かった」と言っていたことを思い出したよ
<フィリーズファン>
>でも「データに従うことが野球で勝つための最善の方法じゃない」という主張には賛同できないな
そうは思わない
俺はむしろ「データは物語の一側面に過ぎない」と感じている
野球は机上のゲームじゃない
時にランダムなことをする人間がやるスポーツだ
だから統計的に最も優れたチームが毎年優勝するわけじゃない
分析では計測できない人間的な要素は考慮されないんだ
そして時にそれはデータ以上に重要になることもある
<MLBファン>
統計的に最も優れたチームが気持ちや根性、情熱などの“目に見えない要素”の欠如によって負けたという考え方には賛同できないね
プレーオフでの試合は他のスポーツよりも運に左右される要素が大きいだけだと思うぞ
<フィリーズファン>
それでも運はデータには含まれないよね
データは多くを物語ることができるけどスポーツのようなものに対しては限界があるんだ
<アストロズファン>
>データにこれだけ支配されると試合を見るのがあまり面白くなくなるという点では彼らに同意する
純粋に知りたいんだが… どの部分が面白くなくなるの?
<WBCファン>
シングルヒットは四球よりも、ゴロは三振よりも楽しい
<アストロズファン>
でもホームランはヒットよりも楽しいぞ
分析(打球角度など)のおかげでホームランは増えている
これは相互に関係し合っているんだ
<ヤンキースファン>
個人的にはホームラン以外で得点を上げる方が楽しいわ
ホームランは試合を一気に盛り上げる稀有な瞬間であるべきはずなのに、ボール(または選手)がジュースド(※強化)されてホームランが量産されるとその魔法が失われてしまう
俺はオープナーやブルペンを投入したTTO(大味)な試合じゃなく、先発投手が奮闘しながら小技を駆使して得点を重ねる野球が見たいんだ
状況が移り変わった理由は理解できるけど、それがより楽しくなるってわけじゃないよ
TTO(Three True Outcome):本塁打、四球、三振のみの運に左右されない打撃指標。これを打席数で割ったものがTTO率で、この率が高い打者ほど守備に就く野手が暇になる
<メッツファン>
「(データを駆使した)生意気なガキンチョの大谷は引っ込んでな」
<ドジャースファン>
俺は同意できないが、こうした意見の多様さは好きだよ
【海外の反応】50歳のイチローさん、特大弾で校舎の窓ガラスを粉砕する「強振すらしていない…」
<MLBファン>
結局のところスポーツはこの2つに尽きる
勝利とエンタメ性だ
データは勝つために役立つけど一般的にはエンタメ性ではマイナスになる
スポーツが一種の芸術としての側面を持つという意味では分析によってそれが大きく損なわれていて、特に野球やバスケは一般的なファンに取っては見るのがずっと退屈になってきている
TTOやNBAの3ポイント連発もエンタメ的にはダウングレードだ
でも統計的にはその戦略を取ることでより試合に勝てるようになるからね
<パドレスファン>
日本の野球はあまり分析に重きを置いていないのかもって考えると興味深いね
そこが日米の違いだとは思わなかった
<メッツファン>
米国の組織がこの分野で先頭を走っているのは納得ができるよ
ビッグデータの台頭はスタートアップや大手テック企業の成長とも連動していて、それらはどちらも米国が主導だから
<パドレスファン>
だな
でも(データの活用なんて)もうかなり前に始まったことだし、今頃は文化的な抵抗を止めて採用していると思っていたんだけど
<ドジャースファン>
日本は過去と未来が混在している国なんだ
<ドジャースファン>
ぶっちゃけ、90%がお金の問題かと思われる(他の理由を挙げる人もいるかもだが)
日本ではスタットキャストすら導入されていない
なぜならそのシステムを導入するには相当な費用がかかるからだ
それに今では多くの球団が持っているコンピューターサイエンス部門だって日本には存在しない
さらに日本は実際には技術的にかなり遅れていて、つい最近までビジネスの場でフロッピーディスクでデータを移動させるのが一般的だったから
オフシーズンにドライブライン(※シアトルの最先端トレーニング施設)で過ごすNPBの選手たちは実質的に1年分の年俸を放棄している
<MLBファン>
>松井:「打順の意味とか薄れちゃっていますよね」
これは奇妙なことを言うね
個人的にデータは打順についても少しくらいの意見は持っているが(「ルイス・アラエスは1番を打つべきじゃない」など)、打順自体が重要でないと言っているわけじゃないよ
<メッツファン>
「老人は雲を怒鳴りつける」は文化を超えて普遍的なものなんだな
「老人は雲を怒鳴りつける」:シンプソンズのミームで、高齢者の頑固ぶりを示す意味が含まれている
<阪神ファン>
俺には彼らがお前より優れた野球のプレー方法をたくさん知っているんじゃないかという予感があるよ
<ヤンキースファン>
野球のプレーとは運動能力、精神的な強さ、そして練習によって培われた技術に基づいて成功が決まる身体的な活動だ
才能を評価し、育成し、ロースターや打線を組み立て、試合中に意思決定を行うことは選手としてプレーするのとは別の能力であり、それは試合に出なくても習得できるものなんだよ
<MLBファン>
これは野球に限った話じゃないよ
俺たちの生活の多くが数字や“最適化”された結果に基づいて縮小されていて、その過程において感情や気持ちが考慮されることはない
そうしたことが増えていくに連れて俺たちの生活はますます希薄化されていくような気がする
<マリナーズファン>
今では全てがデータに基づいているから野球が本当に退屈になった
誰もが同じスイングと構えになるのはデータが最適なスイングを見つけ出したからだ
全ての選手が広報会社で生まれたかのように同じようなことを話し、そして面白く個性的な選手がほとんど絶滅してしまった
<カージナルスファン>
スイングと構えがほとんど同じになってしまったというのは賛同できないぞ
<ヤンキースファン>
イチローと松井が野球について語り合うこの番組が見たいわ
最後の5分間は松井のポ⚪︎ノコレクションが特集されて、イチローがそれについて完全に戸惑っている様子が映し出されるんだろ
【海外の反応】松井秀喜さんがクレメンスのセクシー妻を見た時の反応「彼は専門家だからな」
<マリナーズファン>
データの最適化がなぜ試合を退屈にするのかその意味がよく分からない
最近の方がより興奮するようになったと感じるけど
球界の平均的な選手たちは今、テクノロジーやトレーニングデータのおかげでかなり向上している
俺は優れたアスリートは投打のどちら側でも面白いと感じるよ
<ヤンキースファン>
選手が試合の99%の時間をただ突っ立っているだけで、インプレーがないためにその運動能力を発揮できないとしたら一体何の意味があるんだ?
<カージナルスファン>
TTO野球が退屈じゃないと?
<カージナルスファン>
TTO(※三振、四球、本塁打)の中で最も退屈なパート(四球)でさえMLB史上でもまだ最高の数値には達していない
球界全体での四球率が最も高かったシーズンは1940年代、1950年代、1890年代だ
もし三振が嫌いなら現代野球はきっと好みじゃないだろうが、個人的には三振率が22%程度でも気にならないね
<ツインズファン>
俺的には打席が四球や三振で終わることが少ない方が野球はより面白いと感じる
ホームランは確かに盛り上がるしそれについては文句を言うつもりはないけど、守備がアウトを取るために動いているシーンや、走者が一塁から三塁に進塁しようとする光景なんかが大好きなんだ
<マリナーズファン>
俺はもっとコンタクトヒッターを見たいし、その通り、三振は退屈だ
フライやホームランでない時にボールがインプレーになることは以前ほど起こらなくなったし、それは俺に取っては退屈なんだ
<カージナルスファン>
それはフェアな意見だね
多くの人がそれに同意するとは思う
<侍ジャパンファン>
昨日この番組を見たよ
イチローは現代の野球選手がデータを活用すること自体にはストレスを感じていないとしながらも、それに頼りすぎて自分の頭で考えることを止めてしまっていることにストレスを感じていると言っていたんだ
彼はこう語っていた
「目に見えるデータだけに頼ると直感が鈍くなる。例えばデータはある速度以上で投げられたボールがヒットになる確率が何%だと言うかもしれない。でも野球にはデータでは測れないものがもっとある。見えるものだけで評価するのは危険だ」
その後、彼は母校の高校を訪れて施設を見学する
その施設は非常に現代的でデータを広範囲に活用していた
イチローは球児たちと共にトレーニングをし、「野手が打球をどう処理するのかを判断する際にじっと見ている方が良いのか、それとも動きながらの方が良いのか?」と質問を投げかけていた
1人の生徒はこう答えていた
「これまではコーチや監督が言ったことをそのままやっていました。でもこれからは野球をしながら自分の頭で考えて行きたいと思います」と
<ナショナルズファン>
このスレのベストコメントだ
情報の共有をありがとう
【海外の反応】イチローさん、高校時代が人生で一番苦しかったと語る「当時の日本の部活はヤバいからな」
【海外の反応】イチローさん、高校生にグラブの手入れ法を伝授「ASMR動画としては天国」